| カ

河合優実、主役以上の存在感──“演技の怪物”が朝ドラに立つ日

| カ
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

若手女優・河合優実が、NHK夜ドラ『VRおじさんの初恋』や現在放送中の『あんぱん』で見せる圧倒的な演技力が話題を呼んでいる。主演でなくとも画面を支配し、視聴者の記憶に深く刻まれる「主役食い」の存在感。そんな彼女に「リアル北島マヤ」や「令和の山口百恵」という異名がつくのも無理はない。

『あんぱん』では、主人公の同級生・千佳役を好演。等身大の女子高生でありながらも、目の奥に哀しみや強さを感じさせる繊細な演技で、視聴者から「彼女がヒロインでもよかったのでは?」という声があがるほど。演技の緩急、表情の使い分け、沈黙の間(ま)の表現まで、まさに“芝居の鬼才”と言っていい。

河合優実の演技力は映画界でも注目されており、『PLAN 75』ではカンヌ国際映画祭にも招待され、若手ながら国際的評価を得た。2024年公開の『あんのこと』では主演を務め、難役をリアルに演じ切ることで再びその演技力を証明。もはや「次の朝ドラヒロインは彼女しかいない」という声も大きい。

“リアル北島マヤ”という呼称は、名作漫画『ガラスの仮面』の天才女優にたとえられるほどの変幻自在さと没入感を持つ河合の芝居に由来する。また“令和の山口百恵”というのは、その奥ゆかしい佇まいと芯のある強さ、美しさを併せ持つスター性に対する評価だ。

NHKの朝ドラ(連続テレビ小説)は日本女優にとっての“登竜門”であり、過去に多くのスター女優がここから羽ばたいてきた。河合優実もまた、そのキャリアにおいて朝ドラヒロインを経験することで、国民的女優への道をさらに進むだろうという期待が高まっている。


「北島マヤ」とは?

北島マヤ

北島マヤは、美内すずえ原作の漫画『ガラスの仮面』の主人公。天性の演技の才能を持つ少女で、無名の状態から「紅天女」と呼ばれる伝説の舞台を目指して数々の試練に挑む物語が描かれます。

彼女の最大の特徴は「憑依型」とも言える演技力。どんな役柄にも完全に入り込み、時には共演者や観客が息を呑むほどの迫真の演技を見せます。努力家でありながらも、自分の限界を越えて常に挑戦を続けるその姿は、現実の女優たちの理想像とも言える存在です。

河合優実が“リアル北島マヤ”と呼ばれるのは、まさにこうした天賦の演技センスと、作品ごとに全く違う顔を見せる没入力ゆえ。今後、彼女がどのような役柄で“紅天女”のような到達点に向かうのか、注目が集まっています。

河合優実さんの出演作リスト

河合優実さんは、若手ながら多彩な映画・ドラマ・舞台に出演しており、実力派女優として高く評価されています。以下に、主な出演作を分野ごとにご紹介します(2025年5月時点までの情報に基づきます)。


映画出演作(主要)

公開年タイトル備考・役柄
2020年ようこそ、革命シネマへ長編映画初出演。インディーズ映画で注目を集める
2021年サマーフィルムにのって主演の高校生映画部員・ビート役で話題に
2021年魂のまなざし精神科病院を舞台にした作品、難役を熱演
2022年PLAN 75カンヌ出品作。介護職員の若者役で国際的評価を受ける
2023年雑魚どもよ、大志を抱け!多感な少年たちの青春劇。主要な教師役で好演
2024年あんのこと主演・杏役。薬物依存から立ち直る若者を演じ、演技賞多数受賞
2024年ナミビアの砂漠主演。母娘の絆を描くロードムービー
スクロールできます

テレビドラマ出演作

放送年タイトル放送局・備考
2022年17才の帝国NHK総合。AIが政治を行う世界を描いたSF
2023年VIVANT(ヴィヴァン)TBS系。主要キャストの一人として注目される
2024年VRおじさんの初恋NHK夜ドラ。性別や時代を越える切ない恋を好演
2025年あんぱんNHK夜ドラ。主人公の親友・千佳役で「主役食い」と話題に
スクロールできます

舞台出演(抜粋)

上演年タイトル備考
2021年家庭教師三島由紀夫原作。舞台でも高い表現力を発揮
2023年近松心中物語蜷川演出作品にてヒロイン役を務める
スクロールできます

主な受賞歴

  • 2021年:第43回ヨコハマ映画祭 最優秀新人賞(『サマーフィルムにのって』など)
  • 2022年:日本映画批評家大賞 新人女優賞
  • 2024年:毎日映画コンクール 女優主演賞(『あんのこと』)
  • その他、多数の映画賞にノミネート・受賞実績あり

河合優実さんは、現代的な感性と圧倒的な演技力を併せ持ち、映像と舞台の両方で活躍できる稀有な女優です。作品ごとに全く異なるキャラクターを演じ分けることから、「憑依型女優」「令和の怪物」とも称されます。


河合優実さんのステキな画像

スポンサーリンク

タイトルとURLをコピーしました