ロックバンド THE YELLOW MONKEY のボーカル 吉井和哉 の“喉頭がん”からの復活を描いたドキュメンタリー映画 みらいのうた が、2025年10月31日の 東京国際映画祭(TIFF)でワールドプレミア公開され、話題を呼んでいます。
本作では、吉井が幼少期を過ごした静岡での生活や、同郷の旧友でありかつてのバンド仲間 ERO(URGH POLICE の元ボーカル)との再会、そして2021年にEROが脳梗塞で倒れたことをきっかけとした「40年ぶりのセッション実現プロジェクト」に密着。ところが撮影開始からほどなく、吉井自身が喉頭がんであることが判明します。
それでも彼はリハーサルを重ね、仲間やスタッフ、ファンの想いを背に――2024年、痛みや不安を乗り越えたうえでの東京ドーム復活ライブ、そして静岡への帰郷を果たします。本作タイトル「みらいのうた」は、まさにこの三年間の葛藤と再生、そして未来への希望が重なった歌そのもの。監督の エリザベス宮地 は、編集時にこのタイトルを吉井から提案されたと語っています。
――上映後のQ&Aでは、吉井は「ドキュメンタリーが回っていたことで、病からの回復が早まった」と感謝の言葉を口にしました。
ネットのコメントでは、
「涙が止まらなかった」
「生きる力をもらった」
「またあの声が聴けるなんて…感無量」
「ROCKとはこういうものだ」
「吉井さん、本当に強くて優しい」
といった声が寄せられています。
吉井和哉の豆知識5選
- 生年月日は1966年10月8日で、日本のロックシーンを代表する存在。
- THE YELLOW MONKEYは1988年結成、2004年解散 → 2016年に再結成され、現在も活動中。
- ソロ名義では一時期「Yoshii Lovinson」を名乗っていた。
- ドキュメンタリー『みらいのうた』では、幼少期の故郷や幼なじみとの絆、バンド結成前の姿など“人間・吉井和哉”のルーツに迫る内容。
- 2021年から喉頭がんと向き合い、手術・治療を経て、2024年に東京ドームでの復活ライブを成功させた。今回のドキュメンタリーは、まさにその軌跡を記録したもの。


