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エミー賞席巻! ドラマ『SHOGUN 将軍』制作者が語るシーズン2の「予想を裏切る」挑戦:原作を超えた歴史のその先へ

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WIREDさんの記事『ドラマ「SHOGUN 将軍」制作者、「予想を裏切る」というシーズン2を語る』がとても興味深かったので、備忘録の意味も込めて要点をササっとまとめておきます。詳細は以下のリンクからどうぞ(*^ー゚)b!!


FX/Disney+の戦国スペクタクルドラマシリーズ『SHOGUN 将軍』は、その緻密な世界観と圧倒的な映像美で世界を席巻し、エミー賞で史上最多となる18冠を達成する歴史的快挙を成し遂げました。この成功を受け、制作者であるジャスティン・マークスとレイチェル・コンドーは、シーズン2の制作という新たな、そしてより困難な挑戦に挑んでいます。
彼らが直面する最大の課題は、シーズン1をもってジェームズ・クラベルの原作小説『将軍』の内容を完全に描き切ってしまったという点です。物語は吉井虎永(真田広之)が権力掌握への道を切り開いたところで完結しており、原作の続きという「道標」が存在しません。マークスはこの状況について、「(原作がある)シーズン1よりも、はるかに難しい」と率直に認めています。

しかし、制作者たちがシーズン2で目指すのは、原作の結末を超えた「予想を裏切る」新たな物語です。彼らは、架空のキャラクターである虎永や按針(ジョン・ブラックソーン)のモデルとなった歴史上の人物たちの、その後の実人生—すなわち、関ヶ原の戦い後の徳川家康の生涯—を強固な基盤として活用する方針を明らかにしています。
主演とプロデューサーを務める真田広之もこの方針を支持しており、日本の「本物の歴史」という強大なソースマテリアルを使い、オリジナルのフィクションを創造することで、シーズン1の感動とクオリティを継承しつつ、新たなエンターテインメントを生み出す挑戦であると語っています。シーズン2は大規模なタイムジャンプを伴うことが予告されており、原作という安全な航路を離れ、史実という荒波を乗りこなす航海となります。

マークスは、シーズン1制作時に経験した「創造的な混沌」の中で、最終的に物語が「収まるところに収まる」というプロセスを学んだことに感謝を示しています。彼は、短い制作期間の中で「急いでいる」状況を認めつつも、シーズン2は「さらにダークな」展開を迎える可能性があると示唆しています。
原作の枠を超え、日本の歴史という深い土壌に根ざしたオリジナリティあふれる物語へと進化する『SHOGUN 将軍』シーズン2は、成功作の続編にまつわる全ての懐疑的な目を、再び驚きと興奮に変えることができるのか。世界中の視聴者が固唾を飲んでその動向を見守っています。


『ネット上の声5選』

  1. シーズン1は、小説の物語を完結させ、見事に美しく締めくくった完璧な作品だった。この結末を、無理に引き延ばして欲しくはない。
  2. 原作の裏付けがない続編が、過去の成功例が少ないことから、シーズン1のクオリティを希釈してしまうのではないかと心配だ。
  3. 日本の歴史(史実)をベースにするという決断は理にかなっているが、フィクションとしてのエンターテインメント性と史実の厳密さのバランスを取るのは至難の業だろう。
  4. 真田広之やクリエイターが続投すること、そして彼らがシーズン1で世界観の「本物感」を確立した才能を信じて、続編を強く期待している。
  5. ストーリーの懸念は拭えないものの、あの壮大で緻密な世界観と、素晴らしいキャスト陣が織りなすドラマに、もう一度浸れるだけで価値がある。

(※引用ではなく、Web上で目立った論調・感想をまとめたものです)


『ジャスティン・マークスの豆知識 5選』

  1. 妻レイチェル・コンドーとの共同クリエイター体制 『SHOGUN 将軍』において、マークスは妻であるレイチェル・コンドーと共にクリエイター(ショーランナー)を務めています。二人は夫婦でありながら、互いの強みを活かし合い、原作の複雑な世界観を現代に蘇らせる共同作業を成功させました。
  2. アカデミー賞ノミネートの経歴を持つ脚本家 彼は、2022年に世界中で大ヒットを記録した映画『トップガン マーヴェリック』の脚本家の一人として、第95回アカデミー賞の脚色賞にノミネートされました。これにより、『SHOGUN 将軍』の制作以前から、ハリウッドで高く評価されるストーリーテラーとしての地位を確立しています。
  3. ディズニー大作映画の脚本を担当 マークスは、世界興行収入が10億ドル近くに達した2016年のディズニー実写映画『ジャングル・ブック』の脚本も手掛けています。この経験は、大規模な制作環境とCGIを駆使した壮大な物語の構築能力を示しています。
  4. ジャンルを超えたテレビシリーズの創造 『SHOGUN 将軍』以前には、SFスリラーテレビシリーズ『カウンターパート/暗躍する分身』(Counterpart)のクリエイター兼エグゼクティブ・プロデューサーを務めていました。これは、歴史大作からパラレルワールドを舞台にしたSFまで、幅広いジャンルで活躍できる彼の多様な才能を証明しています。
  5. 言語と文化の「本物」へのこだわり 『SHOGUN 将軍』の制作では、作品の信頼性を高めるため、日本語の台詞に字幕を付すという重要な決断を支持しました。マークスは、特に米国で字幕を読む文化が少ない中で、日本のキャストが日本語で演じることの重要性を強調し、複雑な翻訳と文化的な正確性を期すプロセスに深く関与しました。
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