ニューヨーク・メッツの千賀滉大投手が、敵地でのテキサス・レンジャーズ戦の9回に守護神として登板し、無失点の好リリーフで今季8セーブ目を挙げました。3点リードの最終回をわずか19球で危なげなく締めくくり、チームの6-3の快勝に貢献。クローザー転向後の安定したパフォーマンスが現地でも高く評価されています。
この快投が高く評価されているのは、シーズン序盤の先発としての苦境から一転し、終盤の1イニングを託されるクローザーの役割で劇的な進化を遂げているからです。短いイニングに全力投球できるリリーフの環境が持ち味である剛速球と変化球の切れ味を引き出し、最大の課題とされた制球の乱れを解消して抜群の安定感を生み出しています。
この試合では、ネイサン・ラベンダー投手とデドニエル・ヌニェス投手が完璧な救援で繋いだ流れを受け、千賀が3点リードの9回にマウンドへ上がりました。先頭に死球を与えたものの動じることなく後続を断ち、被安打0、与四球0、2奪三振と圧倒的な内容を記録。米メディア『CBSスポーツ』も「19球で仕事を終えた」とテンポの良い投球を報じました。
先発から抑えへの転向という大きな転機を見事に乗り越え、9回のマウンドで抜群の支配力を示し続ける千賀の存在は、メッツの来季構想においても極めて重要なピースとなりつつあります。磨き上げた制球力と勝負強さを武器に、守護神としてさらなるセーブを積み重ねていく姿にファンの期待は高まるばかりです。
ネット上の声5選
- 先発で苦しんでいた時期を知っているだけに、クローザーとして完全に適応して8セーブ目を挙げたのは頼もしすぎる。
- 3点差の最終回をわずか19球でピシャリと締める投球テンポの良さは、まさに守護神の貫禄十分。
- 死球は出たもののヒットも四球も許さない投球内容は素晴らしい、後ろが固定されるとチームの安心感が違う。
- CBSスポーツなど現地メディアから制球の安定感を称賛されているのを見て、本当に嬉しい。
- リリーフでのこの無双ぶりを見ていると、来季も抑えとして定着する可能性が十分にありそうで楽しみ。
(※引用ではなく、Web上で目立った論調・感想をまとめたものです)
千賀滉大 の豆知識5選
- 2010年育成ドラフト4位で福岡ソフトバンクホークスに入団し、育成出身選手として史上初となるノーヒットノーランや日本シリーズ開幕投手を達成しました。投手三冠のタイトル獲得やメジャー挑戦まで上り詰めた軌跡は、日本球界屈指の「育成の星」として語り継がれています。
- 最大の武器は鋭く落ちて打者の視界から消える「お化けフォーク」です。MLBでも「ゴーストフォーク」の名で定着し、特製グラブにお化けの刺繍をあしらうなど代名詞となりました。高い奪三振率を誇り、全米のファンやメディアからも熱い注目を集めています。
- NPB時代には自己最速164km/hを計測し、最多奪三振や最優秀防御率など数々のタイトルを獲得しました。日本代表としても2017年のWBCでベストナインに選出され、2021年の東京五輪では金メダル獲得に貢献するなど国際大会でもエースの快投を披露しました。
- 2023年にメッツへ移籍したルーキーイヤーには12勝7敗、防御率2.98、202奪三振の好成績を残しました。MLBオールスター選出やナ・リーグ新人王投票2位、サイ・ヤング賞投票7位に入るなど、メジャー初年度から屈指の先発投手として実力を証明しました。
- 愛知県蒲郡市出身で、愛知県立蒲郡高校時代は甲子園出場経験がなく全国的には無名でした。しかし地元のスポーツ用品店店主がプロのスカウトへ千賀の才能を熱心に推薦したことがきっかけでプロ入りの道が開けたという、ドラフト史に残る有名な逸話を持っています。
