俳優 菅田将暉(すだ まさき)が、2026年4月公開の映画 人はなぜラブレターを書くのか(監督 石井裕也)で、かつての世界ボクシング王者 川嶋勝重 さんを演じることが明らかになりました。川嶋さんは、ジムの後輩である被災ボクサー・富久信介さんの“先輩・理解者”という役どころ。菅田さんは「川嶋勝重を演じる? 即お断りしようと思った」と語り、最初は辞退を考えていたと打ち明けています。
しかし、台本を読んだことで心境が変化。「若くして命を落とした富久さんと対話するような、真摯な若者の姿」がそこにあり、「夢について語い、思いを背負って闘う」「今日のために生きる」という強いメッセージに惹かれ、「自分に必要な作品」と感じたため、受ける決意をしたといいます。
撮影にあたっては、菅田さんや共演の 細田佳央太、石井監督も同行し、実際に 大橋ボクシングジム のリングでトレーニング。川嶋さんご本人とも面会し、当時のトランクスやチャンピオンベルトなど、実物を見せてもらったといいます。「一生に一度の経験」を経て、「思いやりと少しシャイなところがこの映画の好きなところです。ぜひ、観に来てください」とファンに呼びかけました。
ネット上では、さまざまな声があがっています。
ネットのコメントでは、
「菅田さんなら川嶋選手の強さと人間性両方を丁寧に描いてくれそう」
「過去のボクサー役を思い出して感慨深い」
「この実話映画、泣けそうで公開が待ち遠しい」
「川嶋選手の当時のトランクスやベルトが見られるなんて貴重」
「命の尊さを伝える作品になりそうで期待」
といった声が寄せられています。
川嶋勝重の豆知識5選
- 第17代 WBC 世界スーパーフライ級王者 — 川嶋さんは 2004年6月28日、再挑戦で王座を奪取し、日本人初の大橋ジム所属の世界王者となりました。
- 2度のダウンを奪った勝利 — 王座奪取の試合では相手から2度のダウンを奪い、1回1分47秒TKO勝ちを収めました。
- 富久信介さんとの関係 — 映画の題材となった富久信介さんの先輩であり、彼の夢や想いを知る“理解者”的存在でした。
- リアルな“チャンピオン装備”を所有 — トランクスやチャンピオンベルトなど、当時のままの装備が手元に残され、今回の映画ではそれらが資料として使用されました。
- “夢と命”に寄り添った存在 — 単なる強さだけでなく、“世界王者”としての栄光と、ジム内の後輩との人間関係、命の儚さなどを体現する人物として、多くの人々の記憶に残っています(作品のテーマにも直結)。

