オリックス・バファローズの吉田輝星投手(24歳)が、右肘の内側側副靱帯再建術、いわゆるトミー・ジョン手術を受けることが明らかになりました。これにより、今季の復帰は絶望的となり、本人も「これ以上は無理」とコメントしています。
吉田投手は昨季終盤に右肘の疲労骨折を負い、復帰を目指してリハビリを続けていました。しかし、宮崎キャンプ中の2月17日、右肘の状態悪化によりキャンプを離脱し、精密検査を受けた結果、手術が必要と判断されました。
トミー・ジョン手術は、肘の内側側副靱帯を再建する手術で、投手にとってはキャリアを左右する大きな決断となります。手術後は通常12~18ヶ月のリハビリ期間が必要とされ、吉田投手も来季以降の復帰を目指すことになります。
吉田輝星投手は2001年1月12日、秋田県潟上市生まれ。金足農業高等学校ではエースとして活躍し、2018年の第100回全国高等学校野球選手権記念大会で準優勝を果たしました。その後、北海道日本ハムファイターズからドラフト1位指名を受け、プロ入り。2023年にはオリックス・バファローズへ移籍し、移籍1年目で大ブレークを果たしました。しかし、シーズン終盤に右肘の疲労骨折を負い、今回の手術に至りました。
吉田投手の復帰には時間がかかる見込みですが、持ち前の努力と精神力でリハビリに取り組み、再びマウンドに立つ日をファンやチームメイトが心待ちにしています。

