ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手が、2025年4月11日の試合で6回を無失点、9奪三振の快投を披露し、今季2勝目を挙げました。この試合での奪三振数を含め、シーズン通算28奪三振とし、MLB全体でトップに立ちました。
試合後、山本投手は「リズム良く投げられた」とコメントし、順調な調整ぶりを示しました。
山本由伸は、1998年生まれの日本人右腕投手で、オリックス・バファローズでの活躍を経て、2023年オフにポスティングシステムを利用してMLBのロサンゼルス・ドジャースと契約しました。NPB時代には、2021年から2023年まで3年連続で沢村賞を受賞し、最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の投手三冠を複数回達成するなど、圧倒的な成績を残しました。また、2022年と2023年にはノーヒットノーランを達成し、NPB史上初めて2年連続での快挙を成し遂げました。
MLB移籍後も、その実力を遺憾なく発揮し、2024年シーズンにはレギュラーシーズンで7勝を挙げ、ポストシーズンでは2勝0敗、防御率3.86の成績でチームのワールドシリーズ制覇に貢献しました。特にワールドシリーズ第2戦では、7回途中1失点の好投を見せ、日本人投手として17年ぶり、2人目となるワールドシリーズでの勝利を記録しました。