現地7月21日(日本時間22日)、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平(31)が本拠地ミネソタ・ツインズ戦で「2番・投手兼DH」として先発出場し、投打両面で圧巻のパフォーマンスを見せました。

投手としては3回を投げて4安打1失点、3奪三振、1四球の粘り強い投球。初回先頭バイロン・バクストンに被弾して先制を許しましたが――そのわずか11分後、打者として初回裏、無死一塁の場面で登場した第1打席。ツインズ先発フェスタの甘く入ったチェンジアップを捉え、打球速度113.4マイル(約182.5km/h)、飛距離441フィート(約134.4m)の特大35号逆転2ランをバックスクリーンへ運びました。この一撃は今季3試合連続本塁打を記録する“3戦連発”で、大谷にしか成し得ない“史上初”の投手被弾→すぐに逆転弾弾返しの快挙でした。大谷は
- 投手–投打二刀流出場は今季6度目
- 打者–今季3度目の3戦連発
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また米メディアは、投手が先頭打者への本塁打を浴びながら裏で打ち返す快挙を「史上初」と称賛。ロバーツ監督、公私にわたって大谷への信頼を口にしています。試合後、ドジャースは5-2で勝利、連敗を3で止め、ナ・リーグ西地区首位を維持。大谷は打者としてリーグの本塁打ランキングで首位タイに浮上しました。
スアレス(ダイヤモンドバックス)とは?
エウヘニオ・スアレス(33)はアリゾナ・ダイヤモンドバックスの強打者で、長打力を誇るサードの主砲です。現地7月21日の試合では3戦連続となるナ・リーグ36号ソロを放ち、本塁打数で再び単独トップに浮上。昨今の投稿によると、直近7本塁打すべてスアレスによるもので、1961年以降のMLB記録に並ぶペース。MLBアナリストは「直近162試合で打率.280、出塁率.336、長打率.612、56本塁打、139打点」と並外れた成績を称賛しています。
また、7月中旬にはオールスター戦で相手投手の155km/h直球を左手小指に受けるというアクシデントもありましたが、大事には至らず試合続行。その後も快調に本塁打を量産し、大谷とナ・リーグ本塁打王争いを繰り広げています


