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無敗の王者、再び!藤井聡太棋聖が棋聖戦6連覇達成 史上最年少でタイトル通算30期に到達

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将棋の第95期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第3局が6月30日に東京・将棋会館で行われ、藤井聡太棋聖(21)が杉本和陽六段(31)を119手で破り、シリーズ3連勝でタイトルを防衛した。これにより、棋聖戦では史上初の6連覇、通算30期のタイトル獲得を達成。これは羽生善治九段(53)が22歳で到達した記録を抜き、史上最年少での大台到達という快挙である。

対局後、藤井棋聖は「すごく幸運な結果だった」と謙虚に振り返りつつ、今シリーズの内容にも手応えを感じていた様子。実は第1局では「千日手」で指し直しになるなど、緊張感あるシリーズであったが、藤井棋聖はすべてを3連勝で制してみせた。

この勝利により、藤井聡太は歴代5位タイのタイトル通算30期となり、羽生九段の持つ通算99期にも現実味を帯びてきた。なお、棋聖戦の優勝賞金は前年より増額されており、その使い道について藤井は「特に決めていないが、書籍や学びに使いたい」と語った。

一方、敗れた杉本六段は師匠である杉本昌隆八段の弟子として、師弟対決の夢は叶わなかったものの、堂々とした戦いぶりが評価された。


用語解説:千日手(せんにちて)とは?

将棋の対局において、同一局面が4回現れると、その対局は「千日手」として無勝負となる。これが起きると、先手後手を入れ替えてもう一度初手から指し直す。タイトル戦などではよく見られる現象であり、互いの読みが極限までぶつかり合った結果でもある。

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