Number Webさんのレポート記事「24歳河村勇輝にとってNBAシカゴ・ブルズは“最適の環境”か「ガードが過剰なほど多い」のになぜ熱烈オファー? 時代と逆行する小さなガードの挑戦」がとても興味深かったので、備忘録の意味も込めて要点をササっとまとめておきます。詳細は以下のリンクからどうぞ(*^ー゚)b!!
24歳の河村勇輝が、2025年NBAサマーリーグで圧倒的なアピールを果たし、シカゴ・ブルズとツーウェイ契約を結んだ経緯が語られている。サマーリーグ初戦後、河村は「NBAでプレーできる」と自信を口にし、当初ツーウェイ枠が埋まっていたブルズにあって驚きの契約成立となった。
メンフィス・グリズリーズではエグジビット10契約から始まりツーウェイ契約を勝ち取ったが、2年目の契約は保証されておらず、FAに。その後、幾つかのNBAチームから興味はあったものの具体的な契約には至らず、サマーリーグへの参加が「全NBAに対するオーディション」になったと振り返る河村。ブルズはプレータイムを保障する意思があり、そこでの出場機会が契約に直結したという。

サマーリーグの5試合では、平均10.2 得点、6.2 アシスト、2.2 スティール、さらに最終戦では20得点10アシスト、3P成功6本、ノールックやアリウープパスなど多彩なプレーで印象を残した。ただし、本人もターンオーバーやフィニッシュの精度に課題があると自己評価しており、「結果を継続し続ける」「ミスを減らす」など改善点を意識している。
一方、ブルズ現地では「ガード過剰すぎる」という見方もあり、NBA契約よりもGリーグでのリーダー役として貢献する方向を想定する声もある。しかし、河村の精密なパス供給やゲームコントロールを評価する声もあり、将来的なトレードや入れ替わりによってNBAロスター昇格のチャンスが生まれる可能性は否定できない。

また、身長173cmというサイズは、NBAの「大型化」が進む時代において明らかに小型。しかし、それでも挑戦し続ける姿勢と、サマーリーグで見せた影響力が「時代と逆行する小さなガードの挑戦」として注目されている。契約後には背番号が高校時代に愛用した「8番」に決定。ブルズの8番としてはラビーン以来、13人目となる歴史ある番号への継承でもある。
河村勇輝について
- 基本情報:2001年5月2日生まれ、山口県柳井市出身。身長約172〜173cm、体重約72kg、ポジションはポイントガード。NBAで最も身長が低い選手とされる。
- 経歴と実績:福岡第一高校から東海大学に進学後、中途でプロ転向。三遠ネオフェニックスの特別指定選手としてBリーグ最年少出場。横浜ビー・コルセアーズでは2022–23シーズンにBリーグMVP、新人賞、ベストファイブを獲得。
- NBAキャリア:2024–25シーズンにメンフィス・グリズリーズとエグジビット10契約を締結し、ツーウェイ契約へ移行。Gリーグのメンフィス・ハッスルでもプレーし、日本人として4人目のNBA出場者となる。NBAでは22試合出場し平均出場時間4.2分、平均1.6得点。
- 日本代表としても活動:2023年ワールドカップ、2024年パリ五輪に日本代表として出場。
- キャラクター:小柄ではあるが、スピードや視野を活かした正確なパス、リーダーシップ、そして挑戦を恐れない精神力で知られる。アニメ『SLAM DUNK』の宮城リョータに例えられることも多い。


