米津玄師が2025年9月15日にデジタル配信を開始した新曲「IRIS OUT」(劇場版『チェンソーマン レゼ篇』主題歌)は、リリース直後から各種チャートを席巻し、数々の新記録を打ち立てている。以下、最新報道をもとにその“記録ラッシュ”を整理する。
まずストリーミング面では、「週間ストリーミングランキング」において 2,697万3,074回 を記録し、ソロアーティストとして 史上初めて週間再生数2,000万回超え を達成したという快挙が報じられた。また、この数字はこれまでAdo「新時代」やHANA「Blue Jeans」が保持していた記録も上回るものとなっている。
オリコンデイリーストリーミングランキングでも、配信初期(9月16日付)に 413.7万回 を記録。これは、過去自身が「KICK BACK」で樹立した 368.3万再生を大きく上回る“ソロアーティスト歴代最高”の更新という話だ。
ダウンロード面でも強さを見せ、Billboard JAPAN “Download Songs” チャートでは 35,509DL を売り上げ、首位を獲得。2位との差は約1.6万DLと広いものだったとの報道もある。
ストリーミング初動でもインパクトは大きく、GfK/NIQ Japan のレポートによれば、9月15〜17日の集計で 8,867,672回 の再生を記録し、ストリーミングチャートで首位を独走していたことがわかっている。
また、Spotify Japan デイリーチャートにおいても、9月18日付で 758,291回 の再生を記録し、「日本国内デイリー再生数の歴代最多」を更新したと報じられている。加えて、配信開始4日間(9/15~9/18)の合計再生数が 2,787,449回 に達し、こちらも歴代最多の記録という評価だ。
チャート総合面でも、米津の「IRIS OUT」は Billboard Japan Hot 100 で 4週連続首位 を維持するなど、長期的な支持を確保している。
このように、リリースから間もない時期に「IRIS OUT」はストリーミング・ダウンロード・総合チャートすべてにおいて異例の成功を収めており、これまでの米津玄師のキャリアを新たな段階へと押し上げる節目となりそうだ。
米津玄師の豆知識 5選
- “ハチ”名義での活動と二面性
米津玄師はソロアーティスト「米津玄師」としての顔だけでなく、かつてボカロプロデューサー「ハチ(Hachi)」名義で活動していた。今もその名義での楽曲やファン層が交錯する興味深い二面性を持つ。 - イラスト描写・ジャケットデザインにも自身で関わる
楽曲だけでなく、CDジャケットやグッズ、アートワークの設計・イラストを自ら手がけることも多い。今回の「IRIS OUT」でも“レゼ”の描き下ろしジャケットが公開された。 - アニメ・映像作品とのタイアップ強さ
これまで『呪術廻戦』『君の名は。』主題歌やアニメOP・EDなどを手がけ、楽曲と映像・ストーリーの融合性を重視してきた。今回も『チェンソーマン レゼ篇』の主題歌として起用されている。 - チャート記録を次々に塗り替える“記録更新型”アーティスト
「IRIS OUT」においても今回、自身の過去記録を上回る形で「ソロアーティスト初週2,000万超え」「デイリー再生歴代最多更新」などを連発。彼のリリースは“新記録を狙う”様相を帯びている。 - 両A面形式を使う戦略
「IRIS OUT」は “IRIS OUT / JANE DOE” の両A面シングルとしてリリースされる。これは主題歌(IRIS OUT)とエンディング/別楽曲(JANE DOE)を共に据える戦略で、作品との相性とファンの受け皿を広げる展開だ。



