7月29日、阪神のリリーフ右翼・石井大智投手が28歳となった誕生日に、甲子園で行われた広島戦の8回裏に登板し、1回を1安打無失点で締めくくった。この試合は1‑0で阪神が勝利し、石井は「点を取られれば最悪の誕生日だったが、いい誕生日になりました」と振り返った。相次ぐ登板で32試合連続無失点を達成し、これはセ・リーグ歴代3位タイ(2006年藤川球児の38試合に次ぐ記録)に位置する。
なお本人は、「たまたまじゃないですか」と謙遜する一方で、自分なりに準備して100%の力を出せるよう努めていると語り、「数字で評価されるのでシーズン終了まで続けたい」と意欲を見せている。
32戦連続無失点の流れを支えるのは、安定したマウンドさばきと緩急を織り交ぜた投球術で、常に淡々と任務を全うする姿勢が光る。シーズン終盤に向けて、更なる記録更新への期待も高まる。
今季2025年・石井大智 投手成績(〜7月29日現在)
- 登板試合数:35試合
- 勝利/敗戦:1勝0敗
- セーブ/ホールド/ホールドポイント:3HP、0セーブ
- 投球回/打者数:35.2回、130打者
- 被安打:19安打
- 被本塁打:0本
- 奪三振:27個
- 四球/死球:5四球、0死球
- 失点/自責点:1失点、自責点1
- 防御率:0.25(リーグトップ級)
- 被打率:0.153、WHIP(与四球+被安打率):約0.67
今季、リーグ屈指の低防御率と圧倒的な安定感を誇り、32試合連続無失点という記録を達成。ドラフト外からの這い上がりの快投手として注目される活躍ぶりです。


