米大リーグ・ワールドシリーズ第3戦で、ドジャースの大谷翔平は「1番・DH」でスタメン出場し、3回に二塁打、さらに同回の第2打席でソロ本塁打、7回にもソロ本塁打を放つなど1試合2本塁打・計4長打という圧巻のパフォーマンスを披露。記事によれば1試合4長打はワールドシリーズ史上2人目の快挙にもなった。
それにもかかわらず、9回の打席では相手投手陣に敬遠され、本拠地スタジアムの観客からは大ブーイングが巻き起こったという。さらにこの試合では二盗を敢行したものの「足が離れる」場面もあり、成功とはならなかった。これらの一幕から、相手チームが大谷を警戒して戦略を組み、本拠地ファンがそれに反発した構図が浮かび上がる。彼の打撃・走塁双方での存在感はいよいよメジャー随一となりつつあり、敬遠という“避けられる存在”としても、二刀流スターの存在感が改めて示された試合となった。
ネット上の声5選
- 「敬遠された瞬間、場内の『なんで⁉』という空気が一瞬で変わった。大谷に勝負しないという構図が逆に緊張感を生んだ」
- 「1試合2本&4長打という数字だけでも凄いのに、敬遠されて尚“走ろうとした”あたりが異次元すぎる」
- 「足が離れた二盗未遂も、狙う姿勢が見えただけで“やる気”しかない。これがスターの矜持だ」
- 「本拠地でこんなブーイングされる選手って、恐らく大谷しかいない。ファンも“勝負してほしい”という気持ちの裏返しだろう」
- 「相手チームから『打たせてはいけない』という扱いを受ける選手が日本人で出てくるとは…。野球史に残る瞬間だ」
申告敬遠の豆知識5選
- 申告敬遠(Intentional Base on Balls)は、打者に勝負せず四球扱いで塁へ歩かせる戦術。簡単に言えば「あえて勝負しない」四球。
- 敬遠される理由としては「この打者に一本ヒットを打たれると一気に流れが変わる」という恐れがあるためで、特に長打力・走塁力を兼ね備えた選手に対して多用される。
- 敬遠されても打者には打席数として打ち損じ扱いはされず四球扱いでの出塁となるため、打率には影響しない。
- 敬遠を連続でされたり、敬遠起点から逆転されたりしたケースもあり、必ずしも“安全な策”というわけではない。過去には満塁で敬遠して1点入れてしまった例もある。
- 日本プロ野球では敬遠の意味合いや回数も話題になることが多く、「打たせるよりも歩かせる方がリスクが少ない」と判断される状況が増えており、特にメジャーリーグでも敬遠数が記録対象になっている。


