22日、大阪市・御堂筋で行われた阪神タイガース優勝記念パレード。圧倒的なファンの歓声に応えながらも、右腕投手の石井大智が手を振る姿の裏側に秘めた“申し訳なさ”が注目を集めた。彼はシーズン中、プロ野球新記録となる50試合連続無失点という驚異の安定感を発揮。
しかし日本シリーズ第5戦、8回に登板し、柳田悠岐に同点2ランを浴びて敗戦の一因を作ってしまった。
そのため、パレードの中で「手を振りながら、『あ、なんかすごい申し訳ないなと思いました。ざんげというか、最後、自分が打たれて負けてしまったので。日本一になったらもっと喜んでもらえると思う』」と、苦笑交じりに言葉を口に。
勝利の余韻とともに、来季へ向けた「球団初の連覇」への誓いも胸に刻んでいた。
ネットのコメントでは、
「50試合連続無失点は化け物だね。なのに最後が…」「この責任感、阪神ファンとして応援したくなる」「悔しさをバネに来季絶対リベンジしてくれる」「手を振る姿に、涙ぐんだファンも多かった」「日本一の雰囲気をこの人が作ってくれたのは間違いない」
といった声が寄せられています。
今後、石井大智の活躍が、歓喜とともにどんな物語を描くのか。優勝の影にある“苦悔”を知る投手だからこそ、次の頂点へ向けた覚悟が一層鮮やかに映るだろう。
石井大智の豆知識5選
- ドラフト指名背景:2020年ドラフトにおいて、支配下指名の最後となる74番目で指名を受けた“ドラ8”出身の投手。
- 史上初/連続無失点記録:2025年シーズンにレギュラーシーズンで50試合連続無失点という日本新記録を樹立。
- ポストシーズン好投も“まさかの一撃”:日本シリーズ第5戦では8回に登板し、リリーフとして登場も柳田悠岐に同点2ランを打たれ、悔しさを抱える結果に。
- 優勝パレードでの“ざんげ”発言:御堂筋での優勝パレード中に「申し訳ない」「自分が打たれて負けてしまったので」とファンに対して率直な謝意を示した。
- 来季への意気込み:「球団初の連覇」というチーム目標に向けて、自身も“その力になる”と宣言。勝利と責任を共有する姿勢が際立っている。


