お笑いコンビ・オードリーの若林正恭さんが執筆した初の小説『青天』が、第175回直木賞の候補作にノミネートされました。これまでエッセイの名手として高い評価を得てきた若林さんですが、フィクションの分野でもその優れた筆力が中央文壇に認められた形です。
今回の快挙の背景には、若林さんが自身の原点ともいえるアメリカンフットボールへの情熱をすべて注ぎ込んだ圧倒的な熱量があります。発売以降、累計発行部数はすでに29万部を突破しており、芸人の知名度だけに頼らない作品自体の高いクオリティが多くの読者の心を掴んでいます。

若林 正恭
本作は弱小高校アメフト部を舞台に、主人公の中村昴(アリ)が挫折や不甲斐なさにもがきながらも、再び競技と向き合う姿を描いた青春物語です。若林さんは「夢中で書いた作品。主人公が想像より力強く遠くまで走っていく。そのまま直木賞にぶち当たってこいという気持ち」と作品への深い愛着を語っています。
お笑い芸人の枠を超えて一人の「作家」としての真価が証明された本ニュース。注目の選考会は2026年7月15日に行われる予定となっており、初の小説での直木賞受賞という歴史的瞬間に向けて世間の期待は最高潮に達しています。
ネット上の声5選
- エッセイが抜群に面白かったから小説で直木賞候補になるのも納得だし、本当に多才で尊敬する。
- アメフト好きの若林さんだからこそ書ける、泥臭くて熱いリアルな青春物語に一気に見入ってしまった。
- ラジオ(オールナイトニッポン)の次の放送で、このノミネートについて本人がどう語るのか今から楽しみすぎる。
- 芥川賞や直木賞に知名度のある芸人さんが選ばれると、普段本を読まない層にも読書習慣が広がるから良い刺激になる。
- 凪良ゆうさんや原田ひ香さんなど強豪揃いの候補者の中で、どこまで評価されるか7月の選考会が待ち遠しい。
(※引用ではなく、Web上で目立った論調・感想をまとめたものです)
オードリー若林正恭 の豆知識5選
- 高校時代はガチのアメフト部員:相方の春日俊彰さんとともに日本大学第二高等学校のアメフト部に所属。ポジションはランニングバックで、当時の泥臭い経験や葛藤が小説『青天』のリアルな描写に活かされています。
- エッセイで文学賞の受賞歴あり:2018年の紀行エッセイ『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』で第3回斎藤茂太賞を受賞。エッセイ集『ナナメの夕暮れ』も累計40万部を突破するベストセラーとなっています。
- 人見知り克服のためのリハビリ:かつて極度の人見知りだった若林さんは、克服のために居酒屋のバイトなどで自らに「人見知りリハビリ」を課していました。その卓越した人間観察眼が作品の心理描写を支えています。
- ヒップホップへの傾倒とラップの才能:大のラップ好きでCreepy Nutsとも親交が深く、過去にはmiwaさんのライブで本格的なラップを披露。言葉のリズムや韻に対する高いセンスが執筆活動にも影響を与えています。
- 熱心な読書家としての背景:藤沢周平や村上春樹などを愛読する筋金入りの読書家です。ラジオ等でも独自の文学観を語ることが多く、タレントの枠を超えた深い言語感覚が初の小説執筆へと結びつきました。


