ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手は7月12日(米国時間)にジャイアンツ戦へ投打同時出場。「1番・投手」として復帰後初めて3イニングのマウンドに立ち、最速99.9マイル(約161km)のフォーシームを武器に36球、1安打1四球4奪三振の完璧リリーフで降板しました。
初回には敵地ファンから大歓声を浴び、7球連続フォーシームで三者連続三振の圧巻の投球を披露。また、11日の指名打者起用では32号2ランを放ち、打撃でも存在感を示しています。
一方で、試合前にはかつてジャイアンツで活躍したバリー・ボンズ氏(元外野手)がボブルヘッド・デーの一環で始球式を担当し、大谷の好投を目の当たりにしました。
大谷翔平の今シーズン盗塁状況
今季は打者としても出場を続け、盗塁数は 12成功・4死 ※2025年7月12日時点。昨季自己最多の59盗塁に比べるとペースは落ちていますが、シーズン中盤までに二桁を記録しています。なお、5月以降は盗塁企画の機会が減少しており、コーチも盗塁減少の理由を語っています。
「バリー・ボンズ」とは?
- 基本情報:本名は Barry Lamar Bonds。1964年7月24日生まれ、米カリフォルニア州リバーサイド出身。
- 経歴と実績:ピッツバーグ・パイレーツ(1986‑92年)を経て、1993年からはサンフランシスコ・ジャイアンツで15シーズン活躍。通算762本塁打、514盗塁というMLB史上唯一の「500HR/500盗塁」を達成。7度のMVP受賞、14度のオールスター選出、8度のゴールドグラブ賞を獲得した史上屈指のスター選手。
- 主な記録:
- 通算本塁打762本はMLB歴代最高。
- 2001年には単独で73本塁打のMLBシングルシーズン記録を樹立。
- 通算得点率(OPS)1.051、打率.298と打撃面で際立った成績を持つ。
- 論争と後遺症:ステロイド疑惑(BALCO事件)がつきまとい、2007年に司法妨害罪で有罪判決を受けましたが、2015年に上訴審で破棄されています。また、殿堂入りのための投票では未達であり、功績と疑惑が交錯する議論を呼んでいます。
- 現在:フィットネス愛好者として世間に親しまれており、60歳を過ぎて地元を拠点にサイクリングに精を出すなど、現役後の第二の人生を謳歌しているという報道もあります。