阪神タイガースの右腕セットアッパー・石井大智投手(28)が、連続無失点を34試合に伸ばしました。8月1日の神宮でのヤクルト戦、1点リードの8回に登板。1死後に四球と村上選手へのヒットで二死一、三塁のピンチを招きましたが、最後はオスナ選手を直球でセンターフライに打ち取り無失点を継続。本人は「感覚的に久しぶりにいい感覚を出せた」と振り返り、今後への手応えを語っています。
今季37試合に登板して失点はわずか1試合のみ。4月4日の巨人戦以降は連続してゼロを継続し、防御率は驚異の0.24に到達。ブルペン陣の要として安定を支えています。また、昨季自己最多だった30ホールドに迫りつつあり、今後のホールド数更新も期待されます。
藤川球児監督が持つ「リーグ記録の38試合連続無失点」とは?
阪神・藤川球児監督(現指揮官)が現役時代の2006年に樹立した、セ・リーグにおける「38試合連続無失点」は、リーグの歴代最長記録です。石井大智は現在、この記録まで残りあと4試合という位置にあり、19年ぶりの快挙が視界に入っています。
NPB全体の連続無失点記録は、2021年に平良海馬選手(埼玉西武ライオンズ)が記録した39試合で、石井はNPB歴代4位タイにも並んでいます。もしこのまま記録を更新すれば、リーグ記録とNPB歴代上位に躍り出る大記録となります。


