9月25日（日本時間）、ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希投手が、約4か月ぶりとなるメジャー登板を果たしました。先発での起用を基本としてきた彼が、この日選ばれたのは 救援 の役割。しかも登板はわずか 13球。にもかかわらず、三者凡退で片づけ、直球の最速は約160キロを記録する鮮やかな復帰劇を見せました。
この登板には、単なるマウンド復帰以上の意味が込められているようです。起用形態の変更は、彼の “次の10月（ポストシーズン）” を見据えた布石とも受け取れます。ドジャース監督は、この登板を「期待以上」と評し、ポストシーズン戦力としての起用を強く示唆。佐々木自身も、球数を抑えつつ結果を出すことが使命だと意識を語ったと伝えられています。
これまで先発一本で磨いてきた技術を、救援という新たな舞台で試すこの登板は、彼にとって大きなターニングポイント。13球という最小限の投球ながらも、そこには強い意志と、未来を見据えた戦略が凝縮されています。これを足がかりに、彼は10月以降の大舞台でどう存在感を放つか——ファンの期待は高まるばかりです。
佐々木朗希の今季成績（2025年MLBシーズン）
2025年シーズンにおける佐々木朗希のメジャー成績は、以下の通りです（2025年9月現在）。
- 登板：9試合
- 先発起用：8試合
- 勝利：1勝
- 敗戦：1敗
- 防御率：4.58
- 奪三振：26個
- 投球回数：35.1イニング
- 与四球：22個
- 被本塁打：6本
この成績からは、制球面で苦しむ場面や被本塁打など課題も垣間見えつつ、奪三振能力を示す部分もあり、“先発型有望株”として順応、挑戦を続けている様子が見て取れます。
