WWDJAPANさんのインタビュー記事「佐藤健 × 町田啓太 × 志尊淳 Netflix「グラスハート」でこだわった映像美とTENBLANKという夢のバンドの在り方」がとても興味深かったので、備忘録の意味も込めて要点をササっとまとめておきます。詳細は以下のリンクからどうぞ(*^ーﾟ)b!!
Netflixオリジナルシリーズ『グラスハート』は、主演・共同エグゼクティブプロデューサーを務める佐藤健が企画段階から関わり、映画的な映像美とリアル音楽体験を追求した青春音楽ドラマです。原作は若木未生による長年にわたるライトノベルシリーズで、本作は2025年7月31日から全世界独占配信され、翌日には劇中バンド「TENBLANK」のデビューアルバムもリリースされました。
物語は、大学生ドラマー・西条朱音（宮﨑優）が、理不尽にバンドを追われた後、“ロック界のアマデウス”と呼ばれる孤高の天才ミュージシャン藤谷直季（佐藤健）にスカウトされ、4人組バンド TENBLANK の一員となるストーリー。楽曲の完成とともに一気に人気を獲得する彼らだが、成功の裏には数々の葛藤や仲間との絆、自己発見が描かれます。
映像美への徹底したこだわり
佐藤は「ただただ最高の画が撮りたい」という信念のもと、約8か月に及ぶ撮影期間を経て、ライブシーンに最大5000人のエキストラと12台のカメラを投入。佐藤自らファンを独自に呼びかけ、舞台裏でも「テンブランクを愛してくれている人がいる空気」を再現しました。町田啓太も「深く考えずとも楽しめる圧倒的な映像美と音楽的な迫力」が魅力だと語り、柿本ケンサク監督の映像表現を絶賛しています。
演奏シーンではプロのミュージシャンが現場で楽曲をリアルタイムに弾き、修正点を現場で即反映。佐藤は演技にも還元し、「本当に音楽を恐れず、正面から向き合う演技」を追求しました 。これにより、ドラマという枠を超えた「本物のバンド体験」として視聴者に届けられています。
TENBLANKとして配信翌日にリリースされたアルバムには、野田洋次郎、川上洋平ら豪華アーティストによる提供曲が含まれ、「MATRIX」「旋律と結晶」「Glass Heart」など本格的な音楽制作が話題です。
舞台裏では俳優たち自身の泥臭いリハーサルやエピソードが多数披露され、生演奏イベントでは観客600人の前で主役４人が楽曲を披露。観客からは号泣や歓声が巻き起こり、“劇中バンドが現実にも存在した”ような熱量が伝わりました。
佐藤は本作について「新しいことをやりたいわけではない。良いものを作るためにベストな選択をしてきただけ」と語っています。その姿勢は、既成の慣習を越えた質へのこだわりを裏打ちしており、本作が映像・音楽・ドラマの融合体験として完成している所以といえます。
グラスハートの歴史
- 原作シリーズの誕生（1993年頃〜2025年まで）
若木未生によるライトノベルシリーズ「グラスハート」は1993年に書き始められ、長年にわたり描き続けられてきた青春音楽物語の金字塔です。 - 映像化企画の発案（企画段階）佐藤健が若木作品に出会い、自ら映像化を提案。Netflixに企画を持ち込み、共同エグゼクティブプロデューサーとして本格的な制作体制に乗り出しました。
- 撮影・制作期間
撮影は約8か月に及び、メインライブシーンには5000人規模のエキストラと12台カメラを投入。映像作家・柿本ケンサクと後藤孝太郎が監督・撮影を務め、脚本は岡田麿里らが担当しました。 - 映像美と演奏シーンのリアリティ追求
演奏シーンではプロミュージシャンが現場で楽曲を調整し、役者の演技に反映。ファンを集めたリアルライブの空気を再現し、「本物」のバンド感を醸成しました。 - 劇中バンドTENBLANKのリアル展開
配信と同時に劇中バンド TENBLANK 名義でアルバム『Glass Heart』をリリース。楽曲は野田洋次郎、川上洋平、清 竜人、CJ Baran ら多数が参加。これによりドラマと現実を融合したプロジェクトとなりました。 - 配信＆ライブイベント
2025年7月31日配信開始──翌日８月１日にアルバム発売、さらに試写会イベントでは600人規模の観客を前にキャストが生演奏し、その熱気が大きな話題に。
