シネマトゥデイさんのインタビュー記事「大泉洋×野木亜紀子、異色の“ジャパニーズ・ヒーロードラマ”でタッグ テレ朝10月期「ちょっとだけエスパー」」がとても興味深かったので、備忘録の意味も込めて要点をササっとまとめておきます。詳細は以下のリンクからどうぞ(*^ー゚)b!!
テレビ朝日系で2025年10月期、火曜21時枠にてスタートする新ドラマ『ちょっとだけエスパー』は、“どん底”の人生から一転して“ちょっとだけ超能力”を得た男が巻き起こす、SFラブロマンス。主演に大泉洋、脚本を『アンナチュラル』『MIU404』など社会派ヒット作で知られる野木亜紀子が担当し、“ジャパニーズ・ヒーロードラマ”として注目を集めています。
主人公・文太(大泉洋)は会社をクビになり、離婚と慰謝料で貯金も底をつき、ネットカフェ難民同様の生活に。そんな中、謎の企業「ノナマーレ」の最終面接にまさかの合格。「今日から君はちょっとだけエスパーとして、世界を救ってもらいます」と宣告され、突然社宅で“見知らぬ妻”と暮らすことに。妻は文太を夫と信じており、その不可思議さが物語の扉を開きます。
大泉洋は、文太について「優しく穏やかで、人に強く言えないところがある」と自身との共通点を語ります。エスパー能力は“ちょっとだけ”ながらも「なかなかのエスパー」であり、世界を救うには頼もしいが怖くもあるとユーモラスに語る姿から、人間味あふれるヒーロー像が描かれそうです。
脚本家・野木亜紀子は、「大泉さんが大泉さんをしているときがいちばん好き」と語り、この“ちょっとだけ”という語感に作品の本質が詰まっているとコメント。1970年代の超能力ブーム作品群に影響を受けた自身の原点を込め、「SFやファンタジーのエッセンス満載だが、派手な能力ではない“少しだけ不思議”な世界」を目指して企画を温めてきた念願のドラマであることを明かしています。
今後登場予定の“ちょっとだけエスパー仲間”たちは、「結構ダメな人」や「笑えるキャラクター」も含まれており、単なるヒーローものに終わらない人間ドラマの厚みも期待できそうです。視聴者には展開を予測しながら楽しんでもらいたいと大泉さん。一見バカバカしくも、じわじわと心に残る3ヶ月になるとのこと。
大泉洋(おおいずみ よう)とは?
- プロフィール
1973年4月3日生まれ、北海道江別市出身。俳優、タレント、声優、ナレーター、司会者、コメディアンなど多才な顔を持ち、演劇ユニットTEAM NACSのメンバーとして活躍。 - キャリアと代表作
「水曜どうでしょう」から全国区の人気を獲得し、ドラマ『救命病棟24時』やNHK大河『龍馬伝』、『ハケンの品格』などで注目。映画では『探偵はBARにいる』シリーズや『しあわせのパン』等で主演し、日本アカデミー賞優秀主演男優賞も受賞。 - 魅力
明るいコメディタッチからシリアスな役まで演じ分ける演技力と、暖かく飾らないキャラクターが多くの共感を呼んでいます。バラエティ番組での切れ味あるトークも持ち味でしょう。
野木亜紀子(のぎ あきこ)とは?
- プロフィール
1974年生まれ、東京都出身。日本映画学校卒。2010年、『さよならロビンソンクルーソー』でフジテレビヤングシナリオ大賞を受賞し、脚本家デビューを果たします。 - 代表作と実績
ドラマ『ラッキーセブン』『空飛ぶ広報室』『逃げるは恥だが役に立つ』『アンナチュラル』『MIU404』『獣になれない私たち』など多数を手がけ、深い構成と予測不能な展開で支持を集め、脚本賞を多数受賞。映画でも『図書館戦争』『アイアムアヒーロー』『罪の声』『ラストマイル』など印象的な脚本を提供。 - 作風とポリシー
社会の枠組みや人間の心理に深く切り込むストーリー作りを得意とし、ユーモアと哀愁のバランスを巧みに織り込みます。「社会と無関係な人はいない」と語り、作品を通してウェルビーイング(well-being)にも思いを馳せています。
新ドラマ『ちょっとだけエスパー』は、大泉洋という俳優の親しみやすさと、野木亜紀子の緻密で社会的な脚本が交わる異色作。SFと人間ドラマが融合した“ちょっとだけ不思議な”世界が展開される秋の注目作として、放送開始が待ちきれません。


