ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手(27歳)が、現地時間25日(日本時間26日)、ダイヤモンドバックス戦で6回4安打無失点と快投。勝利の権利を持ってマウンドを降りる内容で、今季通算 日本人投手7人目 の「年間200奪三振」を達成しました。
この試合は地区優勝のかかる大一番。初回から3者凡退と好スタートを切り、2回以降も走者は許しつつも要所を締める投球を続けます。4回、5回とピンチを招きながらも得点は与えず、6回には先頭打者を三振に取り、ついに奪三振200に到達。94球で無失点に抑え、降板しました。
降板時点で「12勝目の権利」を持っていたものの、公式にはその勝ちは記録されず。とはいえ、シーズン最終登板での安定感あるピッチングと、“200K”突破という大記録は、ファンにとって印象深い締めくくりとなりました。
今季の山本由伸、主な成績と特徴
今季(2025年)シーズンの主要成績は以下の通りです:
- 登板:29試合(先発29試合)
- 勝利/敗戦:11勝 8敗
- 防御率:2.58
- 奪三振:194個
- 被安打:109本
- 被本塁打:14本
- 与四球:57個
- K/BB(奪三振/与四球比率):約 3.40
- 被打率:.183(被打率もリーグ上位)
- WHIP(与四球+被安打÷投球回):約 0.99
これらの成績から読み取れるのは、圧倒的な奪三振能力と被打率の低さ、そして勝敗や四球を安定させながらローテーションを投げ抜くタフさ。特に被打率.183という数字は、打たれにくさを示す証とも言えます。
また、ロイター報道では、直近の先発投球の好調さも評価され、先発投手パワーランキングで2位に浮上したとの報もあります。
今回の最終登板で成功した姿は、シーズンを象徴する一幕と言えるでしょう。今後のポストシーズンや来季に向けても、大きな自信となる記録と投球になったはずです。


