ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希は、日本時間10日の地区シリーズ第3戦で、試合終盤に登板して圧巻の投球を見せた。
1–1の同点で迎えた8回からマウンドに上がると、8球で1回を無安打無失点に封じ、9回にも続投して三者凡退。さらに延長10回も零封し、3回・36球・無安打・無四球・2奪三振という“完璧”なリリーフ投球を披露した。最速は162キロを記録し、地元ファンから大歓声が上がった。
試合後、指揮官デーブ・ロバーツはシャンパンファイトで「今夜はまずロウキを称えるべきだ」と讃えるなど、チームからの信頼も確かなものとなった。ドジャースはこの勝利で3勝1敗とし、次戦進出を決定づけた。
佐々木朗希の豆知識
- 岩手県・陸前高田市出身
2001年11月3日生まれ。出身地は岩手県陸前高田市。 - “令和の怪物”の異名を持つ逸材
高校時代から球速記録を更新し、“怪物”の呼称を得る存在になっていた。 - 史上最年少での完全試合達成
2022年4月10日、20歳5か月で完全試合を達成。試合中には13者連続奪三振という新記録も含め、19奪三振を奪った。 - プロ入りと契約
2019年ドラフトで千葉ロッテに1位指名されプロ入り。2025年にはポスティング制度でドジャースと契約。 - 球種構成と課題指摘
速球(フォーシームなど)を武器としつつ、変化球(フォークやスライダー等)との組み立てが注目されている。一部報道では球種数の少なさや年間投球回数を巡る懸念も指摘されている。 - 家庭事情・震災との関係
東日本大震災で実家が流され、父や祖父母を亡くすという過酷な経験を持つ。震災以降、家族とともに生活基盤を移すなど苦難も乗り越えてきた。 - 背番号・登録情報
ドジャースでは背番号11を背負っており、右投右打の投手。


