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「女性閣僚「2人」に“私”を加えて3人」―― 高市早苗首相が女性閣僚数の指摘に切り返す

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10月21日に首相に就任した高市早苗氏は、11月6日の参院代表質問で、自身を含めれば女性閣僚が“3人”になると述べ、女性閣僚数の少なさをめぐる指摘に切り返しました。

立憲民主党・塩村文夏議員から「女性初の首相就任への受け止め」を問われた高市氏は、「私の内閣総理大臣への就任は、強い日本経済をつくり上げ、総合的な国力を強化すること。あきらめずに挑戦してきた結果でございます」と語りました。
また、女性活躍の観点から「2025年のジェンダーギャップ指数で日本は148カ国中118位。依然として男女共同参画の状況が遅れていると受け止めている」と述べ、閣僚人事について「全員参加、全世代走力結集の考えで行った。国民のみなさまのために、あらゆる政策を1歩でも2歩でも進めていける、適材適所の布陣にした」と説明しました。

一方で、報道では女性閣僚が過去最多の5人に達する可能性が伝えられていたものの、実際には女性閣僚は2人にとどまったことを受け、「事前の予想では、かなり女性が多いという報道でしたが、高市内閣の女性は2人ではない。片山(さつき)財務大臣、小野田(紀美)経済安全保障担当大臣に、私も入れると3名でございます」と発言し、与党席から拍手が起きました。

さらに、高市氏は「特に内閣総理大臣、そして史上初の女性財務大臣の誕生にも注目をしていただきたいなと思っております」とアピールしました。
ただし、女性閣僚数自体が少ない現状について、三重大の岩本美砂子名誉教授は「そもそも女性の国会議員が少ないことが原因です」と指摘しており、制度や環境整備の遅れにも言及しています。

ネットのコメントでは、
「女性初の首相なのに閣僚数がこれだけなのは物足りない」
「首相自身を入れるのは少しズルいのでは?」
「女性の活躍を前面に出すならもっと大胆に人事してほしい」
「片山大臣が女性財務相という象徴的な人選なのは評価できる」
「まずは適材適所というなら男女比だけで測るのも違うのでは?」

といった声が寄せられています。

高市早苗の豆知識 5選

  1. 1961年(昭和36年)3月7日、奈良県生まれ。 
  2. 神戸大学経営学部卒業後、松下政経塾に入塾。
  3. 政界入り前にはテレビ番組「朝まで生テレビ」などに出演し、政治評論家としての顔も。
  4. 政治家としては、2014年に総務大臣に就任するなど、内閣経験を多数持つベテラン議員。
  5. 「日本を美しく強く」のスローガンを掲げ、伝統的価値観や経済安全保障への関心が強い保守派の旗手として知られる。
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