北中米ワールドカップ(W杯)のラウンド32でブラジルに逆転負けを喫した日本代表。その直後、最年長の長友佑都が語った厳しい自己批判と、主力の久保建英が若手へ向けて放った警鐘は、現在のチームが抱える課題と未来への強い危機感を明確に示しています。
なぜなら、強豪に善戦しながらもベスト32という結果に終わった現実に対し、チームを勝たせられなかった責任をベテランとして背負う長友の覚悟と、主力を脅かす次世代の台頭が進まない厳しい現実を見つめる久保の視線は、いずれも世界の壁を越えるための変革を求めているからです。

具体的には、長友は試合後に「ベスト32で終わらせたベテランの自分は称賛に値せず、大きな批判をされるべきだ」と語り、ピッチで奮闘した後輩たちを称えつつすべての責任を負いました。一方、翌日の取材で久保は「今の主力に割って入れる下の世代がまだいるとは思えない」と指摘しました。4年後も同じ顔ぶれになる可能性に危機感を表し、今大会で悔しい思いをした塩貝健人や後藤啓介といった若い後輩に直接言葉をかけ、さらなる成長を促したことを明かしています。自身も次への生き残りをかけて戦う覚悟です。

このように、自らの責任を認める長友の姿勢と、日本サッカー全体の甘さを許さない久保の冷徹な基準は、敗戦を未来の糧にするために不可欠です。現状維持を拒む二人の強い意志こそが、今後の代表チームをさらに進化させる原動力となるでしょう。
久保建英
ネット上の声5選
- 長友佑都のベテランとしての振る舞いや、後輩を守るために批判を一身に受ける姿勢に感動したという声が多く見られました。
- ブラジル戦の逆転負けは非常に悔しいが、佐野海舟の先制点など世界のトップレベルと渡り合える可能性を示した試合だったという評価があります。
- 久保建英の若手への苦言に対し、その通りであり現在のJリーグや若い世代から海外で通用するような圧倒的な個が出現してほしいという共感が集まりました。
- 塩貝健人や後藤啓介といった若い世代がこの悔しさをバネに、所属クラブで圧倒的な結果を残して代表の勢力図を塗り替えてほしいという期待が高まっています。
- 長友の今後の去就を心配しつつも、これほど影響力のあるベテランの経験を何らかの形で日本サッカー界に還元し続けてほしいという意見が目立ちました。
(※引用ではなく、Web上で目立った論調・感想をまとめたものです)
長友佑都と久保建英の豆知識5選
- 2026年の北中米W杯において、長友佑都は日本サッカー史上初となる5大会連続のW杯本大会メンバー入りという偉業を達成し、39歳という年齢でありながらチームに不可欠な精神的支柱としての役割を全うしました。
- 久保建英は幼少期に名門バルセロナの下部組織であるラ・マシアで育ち、当時セリエAのインテルでアジアを代表するサイドバックとして世界の第一線で活躍していた長友とは、古くから欧州という共通の舞台で接点を持っていました。
- 二人は一回り以上の年齢差があるものの、日本代表のチーム内では非常に風通しの良い関係を築いており、長友は久保の技術と並外れたメンタリティを絶賛し、久保もまた長友の徹底したプロ意識と献身性を深く尊敬しています。
- 久保は現在スペイン1部のレアル・ソシエダで攻撃の主軸を担っており、かつてイタリアやトルコなど海外の厳しい環境で長年にわたり道を切り拓いてきた長友の「日本人海外組の先駆者」としてのスピリットを色濃く受け継ぐ存在です。
- ブラジル戦の敗戦後、長友が自身の去就について「炎が消えている状態で今答えを出すなら辞める勢い」と引き際を意識する発言をしたのに対し、久保は次大会を見据えて自らの危機感を語っており、代表の魂のバトンが引き継がれる過渡期を象徴しています。



