お笑い芸人ピコ太郎(古坂大魔王によるキャラクター)が、2016年に世界的な話題となった「ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)」の印税事情を大胆告白。「今だに動画再生が8億回ぐらい回ってまして、毎月何百万(再生)ぐらい…」と、その驚くべき再生数と印税収入をテレビ番組で明かしました。
この数字の驚異はもちろんですが、バックにはYouTubeでの爆発的ヒットに加え、JASRAC(日本音楽著作権協会)からの印税通知には、イスラエルやイラク、アフリカ諸国、アメリカの映画使用など、世界中で利用された記録が“分厚く”そびえていたとのこと。
その爆発力を端的に表現するかのように、古坂大魔王は「1か月で25年分の収入を得た」と振り返りつつ、CM出演内容の多さから収入詳細は把握しづらかったともコメント。「曲が45秒でおしまい」とPPAPの短い構成にもかかわらず、とんでもない収益を生み続けている現実を、ユーモアを交えながら語っています。
「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」とは?
「PPAP」は、2016年にピコ太郎が発表したコミカルな楽曲で、「ペン」と「パイナップル」「アッポー(アップル)」という言葉遊びをテンポよく繰り返す、超短尺(約45秒)の楽曲です。そのキャッチーなリズムと振り付けがSNSとYouTubeで爆発的に拡散され、ジャスティン・ビーバーが自身のTwitterで紹介したことも手伝い、世界的なブームに。Billboardチャートにも登場するほどのヒットとなりました。
軽妙な演出とメロディの中に、見る者をつい笑顔にさせる破壊力を秘めたPPAPは、音楽の枠を超えて“文化現象”とも称される存在となっています。
今なお印税が途切れず続くという「PPAP」の生命力は、まさに“時代を超えて回り続けるペン”そのもの。これほどまでに根強く愛され続ける曲も珍しく、ピコ太郎の“遺産”は今後も色褪せることなく輝き続けるでしょう。


