MLBワイルドカードシリーズ第1戦で、日本人選手の活躍が光った一戦。シカゴ・カブスの鈴木誠也が5回にポストシーズン1号ソロで同点に追いつく一発を放つと、舞台は次にボストン・レッドソックスのユニットへ。ヤンキース戦7回、レッドソックスは1点を追う場面で、代打で登場した吉田正尚が初球を捉え、中前に逆転の2点適時打を放ち、この時点で決勝点に。これによりレッドソックスが3–1で先勝を飾りました。
この試合、米メディアも「ヤンキース戦で歴史に名を刻む決勝打」と報じるほどの注目を浴びています。代打起用でありながらもチームを勝利に導く一打を見せた吉田は、球団公式SNSでも「Man of the Hour(時の人)」として称えられ、チームメートから祝福される姿が話題になりました。
鈴木と吉田、両者がポストシーズンの大舞台で日本人としての存在感を示したこの夜。歴史的な試合の一幕として、野球ファンの記憶にも深く刻まれるでしょう。
吉田正尚の豆知識
- 身長173cmと小柄ながら、体を鍛えることで生まれた強打が持ち味で、愛称は「マッチョマン」。
- 敦賀気比高校時代から注目を集め、大学では青山学院大学へ進学。大学では東都大学リーグでベストナインを複数回受賞するなど、確かな実績を積んでいます。
- プロ時代には腰の故障や手術を経験し、苦しい時期を過ごしたが、復帰後は不屈の精神で再び成績を積み上げてきました。
- 打撃への姿勢も特徴的で、「ヒット1本、本塁打1本を増やしたい」という言葉を語るなど、常に“結果を求める気持ち”を持ち続けています。
- 守備面でも、将来的なオプションとして一塁手に挑戦する可能性が語られていることがあります(高校時代に経験あり)。


