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山本由伸、驚異のポストシーズン完投劇 — MLB150年の歴史に刻んだ「1-1-3-7」

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ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手が、ブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦で圧巻のピッチングを見せた。9回111球で 3安打1失点1四球7奪三振 の完投勝利を飾り、ポストシーズンにおいて「1自責点以下+1与四球以下+3安打以下+7奪三振以上」の条件を満たした完投は、MLB150年の歴史でわずか 7人目 の大偉業となった。 

試合では、初回に先頭打者にいきなりライトへ本塁打を打たれる苦しい立ち上がり。しかし以降は冷静に投球を継続し、パフォーマンスを安定させて完投を果たす。 
ドジャースの投手がポストシーズンで完投を記録するのは2004年のホセ・リマ以来21年ぶりの快挙。 また、ポストシーズンにて同様の「1-1-3-7」条件をクリアした投手は、1906年のエド・ウォルシュから始まり、1915年ルーブ・フォスター、1919年ホッド・エラー、1974年バイダ・ブルー、1997年ジョン・スモルツ、2016年ジョニー・クエトの6人に次ぐ7人目という位置付けだ。

この試合での投球は、ただの好試合を超え、歴史に名を刻む「象徴的な勝利」の一つとなった。大舞台での強さ、精密さ、精神力が同居した山本由伸の姿には、日本人投手としての新たな伝説の兆しを感じさせる一夜であった。


山本由伸の豆知識 5選

以下は、公の資料や報道から整理した、山本由伸にまつわる興味深いエピソード・特徴です。

  1. “1-1-3-7”という記録の重み
     今回の完投内容(自責点1以下、四球1以下、被安打3以下、奪三振7以上)は、MLBの150年にわたるポストシーズン史でわずか7人しか成し得なかった記録。
  2. ドジャースでの完投は21年ぶり
     ド軍投手がポストシーズンで完投するのは、2004年のホセ・リマ以来21年ぶりという記録的快挙。
  3. ポストシーズンで先頭打者本塁打許可も無失点で完投
     初球で先頭打者に本塁打を許すも、その後追加失点ゼロで試合を締めたケースは、MLB史上“初球被本塁打 → それ以降無失点で完投”という状況として71年ぶりの珍記録になったとも報じられている。
  4. メジャー初の“圧倒的支配力”を示す登場
     MLBでのポストシーズン初完投が、ただの達成ではなく圧倒的支配を伴った点で、ファン・メディア双方から高く評価されている。
  5. 日本出身投手から世界に挑む道
     山本は岡山県出身で、NPB時代から実績を重ね、その後道を切り開いてドジャース入り。日本とメジャーの架け橋として期待される存在である。
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