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伝説のロッカー忌野清志郎55周年の軌跡──初のドキュメンタリー映画で甦る

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RCサクセションとしてデビューしてから55周年を迎えるにあたり、忌野清志郎の人物像に迫る初のドキュメンタリー映画の制作が決定した。公開は2026年秋を予定しており、現在鋭意制作中である。

本作では、“ロックの王者(KING OF ROCK)”とも称された清志郎の音楽活動のみならず、その強烈な存在感、反骨精神、そして内面の葛藤や多彩な表現活動を丁寧に描写する意図があると伝えられている。監督には、音楽ドキュメンタリーで評価された相原裕美が起用されており、過去作『トノバン — 音楽家 加藤和彦とその時代』で見せた音楽表現への深い視点が、本作でも期待されている。

清志郎のキャリアは、RCサクセションの活動から始まり、1991年のグループ休止以後はソロ活動、THE TIMERS、絵本執筆、俳優業、自転車愛好家としての活動など多彩な展開を見せた。その軌跡は、日本のロックの歴史と重なる部分も大きく、今回のドキュメンタリーは、多くのファンにとって「清志郎を再発見する場」になる可能性をはらんでいる。

今年(2025年)は、デビュー55周年の記念企画が多数展開されており、本作はその集大成とも位置づけられている。また、同時期には関連作品のリリースやポップアップストアなどファン向け企画も盛んに進められており、忌野清志郎の遺産をさまざまな角度で楽しむ機会が広がっている。


忌野清志郎の豆知識 5選

以下は、清志郎にまつわる興味深いエピソードや特徴をまとめた豆知識集です:

  1. 桑田佳祐を圧倒したステージ
     1983年、RCサクセションとサザンオールスターズの合同ライブで、清志郎のステージに感銘を受けた桑田佳祐が「今日はRCに完全に負けました」と語ったというエピソードが伝わる。
  2. ギタリスト鈴木茂に“音量指摘”
     あるとき、ギタリスト・鈴木茂が“音が小さい”と指摘されたのは、なんと清志郎自身。「茂くん、ギターの音が小さいよ」と“くん”付けで言ったという逸話が残る。
  3. 歌声に対する徹底的な追求
     自身の声に対するコンプレックスを持ちながらも、鏡を前に五十音を発声練習し、舌や口の開き方も研究するなど、発声の研鑽を重ねていたと言われている。
  4. “本当のことだけを歌う”姿勢
     清志郎は、理不尽や矛盾に対してストレートな言葉で歌う姿勢を持ち続けた。反体制・反権力・反原発を歌に込めたり、発売中止事件を巡っても妥協しなかったという評価もある。
  5. “ものすごく厄介な天使”
     清志郎について取材者が語った言葉として、「ものすごく厄介な天使」と評されたことがある。シャイな一面と、過激で強い表現性を兼ね備える人物像を表す言い回しとして引用されている。
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