クランクイン!さんに掲載されていた主演・小栗旬が熱く語るインタビュー記事「小栗旬、「彼らのモチベーションと志をちゃんと間違えずに伝えたい」が興味深かったので、備忘録も兼ねて以下に要約しておきたいと思います。
6月13日公開の映画『フロントライン』で主演を務める小栗旬さんは、「彼らのモチベーションと志をちゃんと間違えずに伝えたい」という強い意志を抱いて役に挑みました。作品は、新型コロナウイルス集団感染が発生した豪華客船を舞台に、DMAT(災害医療チーム)が命を最優先に現場と指揮本部をつなぎながら奮闘する実話をベースにしています。
小栗旬の思い

- 台本を読んですぐ「やりたい」と直感的に答え、40歳を超えて背負うものが増えた自分にとって指揮官・結城役がしっくりきたと語る。
- 結城のモデルとされる阿南氏ら医師の話を聞き、「現場に行く人が命を救うなら、現場が動きやすい環境をつくることも同じ重要性がある」と深く納得。
- 自らの演技にはドラマチックな誇張ではなく、内にある本心を素直に伝える形を重視したと明かす 。
- 「誰にフォーカスするかは観る人次第」でありながら、全員が”主役”となる作品だとの完成感を語っています。
観客に届けたいメッセージ

小栗さんは、「報道だけでは伝わらない現場の真実」をより多くの人に知って欲しいと語ります。コロナ禍において医療従事者たちが真剣に「1人でも多く命を救う」ために奮闘していたことを、自分の目と耳で感じ取り、それを映画で問い直してほしいという思いを込めています 。
『フロントライン』は、これまでの小栗旬さんのキャリアの集大成とも言える、社会的に重みのある作品です。彼自身が「自分のできることを丁寧に積み重ねる」と語るように、俳優として、またプロデューサー・社長としての新境地を感じさせる一本。公開を機にぜひ劇場でその真摯な演技と姿勢に触れてみてください。
主なキャストと役どころ
役名・俳優 | 配役概要 |
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結城(小栗旬) | DMAT指揮官。現場と官僚との板挟み役。実在の医師・阿南英明氏がモデル。 |
仙道(窪塚洋介) | DMAT医師。現場最前線で患者と向き合う。近藤久禎氏がモデル。 |
立松(松坂桃李) | 厚労省派遣官僚。対策本部との交渉役。 |
真田(池松壮亮) | DMAT医師。家族を地域に残し、現場へ駆けつける医師。 |
小栗旬 プロフィールまとめ
