シカゴ・カブスの鈴木誠也選手が、2025年9月26日(日本時間27日)のカージナルス戦で、キャリア初となる 30号本塁打 を満塁弾で放ち、さらに シーズン100打点超え(101打点) を達成しました。これは日本人選手としては松井秀喜、大谷翔平に次ぐ3人目の快挙ですが、日本人右打者 としては初の記録でもあります。
その打撃は試合の7回1死満塁の場面で生まれました。相手投手のシンカーをとらえ、左翼席へ飛び込む強烈な満塁弾に。打球速度は約163.2km/h、飛距離は約119.5メートルという弾道と記録されており、打点もこの1本で4点を稼ぎました。
鈴木選手は試合後、「恐れ多いです。打撃はちょっとしたことで流れをつかむもの。それがたまたま降りてきた感じ」と語り、驚きと感謝の胸の内を明かしました。ポストシーズンへ向けて「状態を上げていきたい」とも。
この記録は、これまでメジャーリーグ/日本球界含めても、右打ちの日本人選手ではなかなか成し得なかったもの。鈴木選手のパワーと打点能力があらためて証明された試合となりました。
カブス・鈴木誠也とは
鈴木誠也(すずき せいや) は、1994年8月18日生まれ、東京都荒川区出身のプロ野球選手。外野手/指名打者として活躍しており、右投右打。
経歴・実績
- 日本時代は広島東洋カープでプレー。NPB時代には打率・長打率・打点能力と守備力を兼ね備え、高い評価を得ていました。
- 2022年よりMLBのシカゴ・カブスに所属。初年度から期待を背負って起用され、大舞台での勝負強さを見せています。
- メジャーでの成績においても打率、長打力、出塁力を兼ね備え、チームの中軸として責任を負う存在に成長中。
今回の“30本塁打&100打点”という記録は、鈴木選手の持つポテンシャルをさらに際立たせるものと言えます。特に右打者の日本人選手でこの大台に乗ったのは初という点は、歴史的意味も強く残るでしょう。
今後、ポストシーズンや国際舞台での活躍にも期待がかかります。鈴木誠也選手の挑戦はまだまだ続きます。


