プロ野球・オリックス・バファローズからポスティングシステムを利用してロサンゼルス・ドジャースへ移籍した山本由伸投手が、2026年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への出場を決断したことが明らかになりました。
メジャーリーグの球団は通常、高額契約直後の選手が国際大会に出場することに対して慎重な姿勢を見せることが多い中、ドジャースは本人の「出場したい」という強い意向を尊重し、異例の容認をしました。この決断の背景には、山本投手の独自の調整法である「中0日」での投球練習が、WBCでの登板間隔や調整に支障をきたさないと判断されたことがあるとされています。
一方、同じく出場が期待されていた千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手は、球団が過去の故障歴を懸念し、今回のWBC出場を見送ることになりました。球界を代表する若きエース二人の明暗が分かれる形となり、山本投手のWBCでの活躍に大きな注目が集まります。
山本投手がWBCでどのようなパフォーマンスを見せるのか、そしてメジャー移籍後初のシーズンを前に、どのような調整を経て開幕を迎えるのか、ファンや関係者の期待が高まっています。
ネット上の声 5選
- 山本由伸選手がWBCに出場できるのは本当に嬉しい。ドジャースの粋な計らいに感謝したい。
- 佐々木朗希選手の不参加は残念だが、球団が故障歴を考えているのは理解できる。将来のために無理はしてほしくない。
- 「中0日」調整が国際大会でも活きるか注目したい。メジャーでも活躍するための良いステップになるだろう。
- 佐々木選手も山本選手も日本の宝。それぞれの最善の道を選んだ結果だと受け止めるべき。
- 世界一奪還を目指す日本代表にとって、山本投手の存在は非常に心強い。期待して応援したい。
(※引用ではなく、Web上で目立った論調・感想をまとめたものです)
山本由伸の豆知識 5選
- 異例の「中0日」調整法を確立: 登板翌日にブルペンに入り、短いイニングを全力で投げるという独特の調整法「中0日」を採用しています。これは、肩の可動域を保ち、疲労を残さないことを目的としており、今回のWBC出場容認の一因ともなりました。
- 史上初の二度の投手五冠: 2021年と2022年の二年連続で「投手五冠」(最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率、最多完封)を達成。これは日本のプロ野球史上初の快挙です。
- 史上最年少での沢村栄治賞受賞: 2021年に23歳で沢村栄治賞を初受賞。さらに2023年まで3年連続受賞を果たしており、その安定したパフォーマンスが評価されています。
- 背番号「18」へのこだわり: オリックス時代はエースナンバーである「18」を背負い、ドジャースでも同じく「18」を選びました。これは、前田健太投手が過去に背負っていた番号でもあり、ドジャースへの移籍にあたり特別な意味を持っています。
- トレーニングへの高い意識: 非常に高いプロ意識を持ち、特に体幹や下半身の強化に重点を置いたトレーニングを徹底しています。その体脂肪率は一桁台を維持しており、卓越した身体能力の源となっています。


