第75期王将戦7番勝負の第2局が2026年1月24、25日に京都市・伏見稲荷大社で行われ、藤井聡太王将が挑戦者・永瀬拓矢九段を111手で下し、対戦成績を1勝1敗のタイとしました。藤井は先手番から難解な角換わり戦を展開し、81手目▲2九飛を契機に主導権を握り終盤で優位を築きました。この一局はAI評価値が一度も不利とならず、終盤に向けて確実に優勢を深める「藤井曲線」の完勝と評されました。伏見稲荷大社での対局は、これで京都府での公式戦11連勝となる好相性ぶりが際立っています。京の風土が藤井の精緻な読みと攻めを後押しした形です。
対局前には前夜祭で両者が伏見稲荷大社を参拝し、互いに意気込みを語るなど精神統一にも余念がありませんでした。藤井は初日受けに回る場面もあったと振り返りつつ、終盤で「いける」と感じる手が増えたと述べ、3局以降への切り替えを明言しています。永瀬も終盤戦での細部の攻防に手応えを見せ、シリーズ全体の厚い読みと駆け引きが続くことを予感させました。伏見稲荷の千本鳥居を巡った経験も、藤井には落ち着いた対局運びに寄与したようです。
この第2局の結果によりシリーズは1勝1敗の均衡となり、5連覇を目指す藤井にとって重要な再出発点となりました。第3局は2月3、4日に東京都立川市で予定されており、両者の読み合いはさらに激しさを増す見込みです。第1局での連勝記録ストップを経て、第2局での勝利を確かな手応えにつなげ、今後の対局にどのような戦略を持ち込むか注目が集まります。
ネット上の声5選
(※引用ではなく、Web上で目立った論調・感想をまとめたものです)
- 藤井の序盤から終盤への流れが美しく、まさに「藤井曲線」の将棋だったという評価が多い。
- 京都・伏見稲荷という舞台が持つ精神性が藤井の冷静さを引き出したとの声。
- 永瀬の粘り強い戦いぶりに対し、今後シリーズがより白熱すると期待する意見。
- 第1局で止まった連勝記録を取り戻す形で第2局を勝利した藤井の対応力が高評価。
- AI評価値が不利にならなかった点に言及し、現代将棋の新たな勝利指標として「評価曲線」を注目する声。
藤井曲線の豆知識 5選
- 藤井曲線とは何か
「藤井曲線」とは、AI評価値が序盤から終盤にかけて一貫して安定または上昇する将棋の流れを指す表現で、藤井聡太の対局でしばしば見られる棋理的な優勢の築き方を象徴している。 - AI評価との関係
対局中にAI評価値が一度も不利にならないというのはトップ棋士でも稀で、対局者の読みの正確さと終盤の強さを示す指標として注目されている。 - 連勝との相関
京都府での公式戦11連勝という好成績は、藤井が同地で安定した「曲線」を描けることと無関係ではないとの見方がある。 - 精神面との関係
前夜祭の参拝や千本鳥居巡りなど精神統一が将棋の流れに影響を及ぼすとの解釈が一部であり、局外要素も好調要素として語られることがある。 - 将棋ファンの用語化
ネットを中心にファンが「藤井曲線」という言葉を使い、局面の流れや評価値の曲線を見える化するトレンドが生まれている。


