ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は、5月5日(日本時間6日)に本拠地で行われたアトランタ・ブレーブス戦に「2番・DH」で先発出場し、初回の打席で今季9号となる2ラン本塁打を放ちました。この一打は、打球速度約190km/h(118.3マイル)を記録し、今季自己最速となりました。飛距離は約125.6メートル(412フィート)で、中堅バックスクリーンへ一直線に飛び込む豪快な一発でした。
この本塁打により、大谷選手は今季24本目の長打を記録。これは、1929年にジョニー・フレデリック選手が達成して以来、95年ぶりとなるドジャースでの最初の35試合での最多タイ記録となります。また、ナ・リーグの本塁打ランキングでもトップに並び、シーズン41本塁打ペースで推移しています。
打球速度とは
打球速度は、打者が放った打球の初速を示す指標で、近年の野球分析で注目されています。Statcastなどのトラッキングシステムにより測定され、打球速度が速いほど長打や本塁打の確率が高まるとされています。特に、打球速度が150km/hを超えると長打の割合が急増し、190km/hを超える打球は極めて稀で、トップクラスの打者のみが記録する数値です。
大谷選手の今回の打球速度190km/hは、リーグでも最速クラスの記録であり、彼の卓越した打撃技術とパワーを示しています。今後も彼の活躍から目が離せません。