ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が7月1日(日本時間2日)、本拠地でホワイトソックス戦に「1番・指名打者」として出場し、187.2 km/hの打球初速を記録する特大弾でシーズン30号本塁打を達成しました。この一発は打球飛距離124.4 mで、空気も裂くような一撃。本塁打の直前にはファウルチップが球審を直撃し、一瞬試合が中断したものの、その気遣いを見せた直後に衝撃の一発を放ち、場内は割れんばかりの歓声に包まれました。
この30号で大谷はメジャー通算5年連続30本塁打の偉業を達成し、オールスター戦前に30本塁打&80得点以上という125年で史上3人目(1969年レジー・ジャクソン、1994年フランク・トーマスに次ぐ快挙)にも名を刻みました。また、このペースは今季リーグでもトップクラスで、ナショナルリーグ最速到達でもあります。
メジャーリーグ移籍後の通算本塁打数
大谷翔平は2018年から2025年シーズン途中(6月末)までに、通算254本塁打をマークしています。
https://www.baseball-reference.com/players/o/ohtansh01.shtml
大谷は打者として圧倒的な存在感を放つ一方で、投手としての活躍も続け、まさに“二刀流”の完成系。今回の187km超弾は、審判を気遣う人間性と、試合を瞬時に支配する圧倒的パワーを兼ね備えた彼ならではの一撃でした。


