ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平が、近づくプレーオフを見据えて“三刀流プラン”を明かした。「もしリリーフで行くならば、外野守備も含めて対応する準備をしている」と語り、救援登板+野手起用というオプションが現実味を帯びてきていることを示唆。
このプランが実現すれば、これまでの投手としての登板、打者としての出場に加え、外野守備での出場という第三の役割を担う形になり、「三刀流」という言葉がより具体性を持って使われることになる。プレーオフで球団や監督から指示があれば、「言われたところで対応できる準備はしている」と大谷自身も覚悟を見せており、チームとしての戦略的な柔軟性を持たせようとしていることも見受けられる。
ただ、監督側も警戒しており、「二役・三役をこなす起用は戦力管理と体力面でのリスク」があるとの声も上がっている。とはいえ、大谷の発言からは、自らのコンディションとチームの状況を見ながら“打撃・投手・守備”の三面で戦える存在として最後まで準備を怠らない意志が強く感じられる。今後の試合運びで、三刀流がどの程度実戦で使われるかが注目される。
“三刀流”とは何か
「三刀流」は、本来「二刀流」(投手と打者の両方をこなすこと)に加えて、外野守備で野手として守備にも就くという役割を持たせた形を指している。
大谷翔平はこれまで「二刀流」として、投手としてマウンドに立ち、打者として打席に立つという二つの主要な役割を持っていた。そこに「外野手として守備にも入る」という第三の役割を加えることで、さらに柔軟な起用が可能になる。
「三刀流プラン」が実戦で採用されるかどうかは、体力や調整、チームの起用方針など多くの条件に依存するが、大谷自身が「外野守備もできる準備をしている」と発言したことで、それが単なる理論ではなく実際の可能性として議論され始めている。プレーオフのような大一番でどのようにこのプランが使われるか、ファン・メディアともに注目が集まっている。


