ニュース / スポーツ

阪神・石井大智、1シーズンでNPB新記録達成!“鉄の心臓”が描く新たな歴史

ニュース / スポーツ
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

阪神タイガースのリリーフ右腕・石井大智投手(28歳)が、2025年8月17日の巨人戦で、NPB新記録「40試合連続無失点」を達成した。この記録は、2021年の西武・平良選手の39試合を上回る快挙であり、NPB史上初の記録となった。さらに同記録はMLBでもメジャーリーガーのプレスリー(アストロズ/2018–19)やヘイダー(ブルワーズ/2021–22)が記録した40試合に並ぶものの、石井の場合「1シーズン内で初の達成」という点で、日米を通じて初の快挙として特筆に値する。

この日、石井は2点リードの8回に登板。先頭の4番・岡本に内野安打を許したものの、後続を断ち、見事無失点で切り抜けた。休養をはさみ、伝統の一戦という緊張の場面で記録を伸ばしたその姿は、まさに「強心臓」の名にふさわしい。

NPB新記録の発表後、石井の次なるターゲットとして、阪神藤川監督がかつて2006年に作った「連続イニング無失点」の球団記録(47回2/3)を挙げており、今後の登板にも注目が集まる。


石井大智(いしい だいち)投手について

  • プロフィール
    誕生日は1997年7月29日、秋田県秋田市出身。身長175 cm、体重80 kg、右投右打。2025年時点で28歳。
  • 経歴
    秋田工業高等専門学校を経て、独立リーグ・四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスに所属した後、2020年のNPBドラフト会議で阪神タイガースから8位指名を受け、プロ入り。高等専門学校卒の選手がNPBで指名を受けるのは、史上初の事例として話題となった。
  • 成績・投手としての特徴
    阪神では2021年に一軍初登板を果たした後、リリーフとして徐々に登板数と信頼を獲得。2022年には登板18試合、防御率0.75という好成績を残し、以降は救援の中心人物として活躍を続けている。2025年は43試合登板で防御率0.21、30ホールドをマークするなど、圧倒的な安定感を誇る。
  • 独立リーグ時代の注目ポイント
    ストレートは最速150km/h超の威力を誇り、2019年には奪三振王に輝くなど、球威とスピードを兼ね備えた右腕として期待された。独立リーグからのNPB昇格ながら、育成と実績で見事にプロの舞台で存在感を示している。

阪神ブルペンを支える石井大智投手が打ち立てた「40試合連続無失点」という歴史的記録は、その冷静さと鉄のような精神力、そして絶妙な技術の結晶と言えるでしょう。今後、イニング無失点記録にも迫る挑戦が注目される中、さらなる活躍から目が離せません。

タイトルとURLをコピーしました