読売ジャイアンツの菅野智之投手が、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」に追加招集される見通しとなったとの報道を受け、韓国メディアが警戒感を強めています。
韓国の複数のスポーツ紙やニュースサイトは、菅野投手の追加招集を速報。特に、彼の国際大会での豊富な経験と実績を強調し、「厄介な相手が加わった」「緻密で徹底した戦力分析が求められる」と報じています。
菅野投手は、2017年の前回大会でも侍ジャパンのエースとして活躍し、韓国とのライバル関係にある国際大会での登板経験が豊富です。過去にはアジアプロ野球チャンピオンシップ(APBC)でも韓国を相手に好投を見せており、その投球スタイルや高い制球力が韓国打線にとって脅威となると分析されています。
韓国メディアは、すでに大谷翔平選手やダルビッシュ有選手といったメジャーリーガーが名を連ねる侍ジャパンの投手陣に、球界屈指の本格派右腕である菅野投手が加わることで、日本の戦力がさらに盤石になると危機感を募らせています。侍ジャパンと韓国代表は、3月に行われるWBCの1次ラウンドで同組ではありませんが、準決勝以降での対戦が予想されており、早くも日韓の因縁対決に向けた心理戦が始まっています。(465文字)
ネット上の声5選
- 国際経験豊富な菅野投手の追加は、短期決戦のWBCで特に心強い。エース級の投手が揃いすぎていて、他国からすれば悪夢のようなローテーションだ。
- 韓国メディアがこれほど警戒するのは、過去の対戦で菅野投手に抑え込まれた経験があるからだろう。心理的にも優位に立てる。
- ベテランとしてチームを牽引する役割も期待できる。若手が多い投手陣の中で、ダルビッシュ有選手とともに精神的な支柱となってほしい。
- シーズン開幕前の調整が難しい中で、WBCへの参加を決断したことにプロとしての意地を感じる。ぜひ世界一に貢献してほしい。
- 実績から考えて当然の招集。リリーフ起用なども含め、どんな場面でも高いパフォーマンスを発揮してくれるはずだ。
(※引用ではなく、Web上で目立った論調・感想をまとめたものです)
菅野智之の豆知識 5選
- 「マウンドの傾斜」へのこだわり: プロ入り当初からマウンドの傾斜や土の硬さに対するこだわりが強く、登板前に毎回念入りにチェックするルーティンを持っています。これは、彼が「投げやすい」と感じる最適な状態を保つことで、最大のパフォーマンスを引き出すためのプロ意識の表れです。
- 「鉄仮面」と呼ばれるポーカーフェイス: 試合中の表情がほとんど変わらないことから「鉄仮面」と称されます。これは、ピンチの場面でも冷静さを失わず、感情を表に出さずに集中力を維持するためのスタイルであり、相手打者に心理的な隙を見せないための戦略でもあります。
- 原辰徳元監督は実の伯父: 読売ジャイアンツの元監督である原辰徳氏は、菅野投手にとって実の伯父にあたります。プロ入り前から注目を集めた背景にはこの血縁関係もあり、幼少期から野球選手としての資質を磨く上で大きな影響を受けています。
- ドラフトでの「浪人」経験: 2010年のドラフト会議で北海道日本ハムファイターズに単独指名されるも、読売ジャイアンツでのプレーを希望し入団を拒否。1年間の浪人生活を経て、翌2011年のドラフトでジャイアンツに1位指名され入団を果たしました。この経緯は、彼の強い意志と目標達成への執念を示すエピソードとして知られています。
- 球界屈指のタイトル獲得数: セ・リーグの沢村栄治賞を2度(2017年、2018年)受賞し、最多勝利(2度)、最優秀防御率(4度)、最多奪三振(1度)など、数多くの主要タイトルを獲得しています。特に最優秀防御率の4度は、彼の安定した高い投球術を物語っています。


