2026年5月17日のドジャース対エンゼルス戦の8回、大谷翔平選手が右翼線への長打からホームを陥れる激走を見せました。打球は今季新設のネットに当たり、大谷選手は爆速で生還。ランニング本塁打かと思われましたが、公式記録は「三塁打と送球エラー」でした。観客が沸いた圧巻の走塁でしたが、直後にエンゼルス側がチャレンジを要求し、球場は一時騒然としました。
エンゼルス側は打球がネットに当たったため、エンタイトルツーベースではないかと異議を唱えたようです。しかし、球場のグラウンドルールではネットはインプレー扱いとなるため、判定は覆りませんでした。記録員でさえ判断に迷う珍しい事態であり、新設された設備によるハプニングと言えます。
この異議申し立てに対し、ドジャースのロバーツ監督は試合後に「相手が何にチャレンジしているのかよくわからなかった」と困惑した様子を見せました。一方で「リトルリーグのホームランみたいだった」と笑顔で振り返り、「彼の全力疾走を見られたのはとても良かった」と大谷選手のハッスルプレーを称賛しています。
ネット上の声5選
- 記録はエラーになってしまったけれど、大谷選手のあの激走が見られただけでファンとしては大満足。
- 新設のネットのルールについては、エンゼルス側もまだ完璧に把握しきれていなかったのかもしれないね。
- リトルリーグのホームランと表現したロバーツ監督の気の利いたコメントが秀逸で面白い。
- 打った瞬間のスピードとベースランニングの速さは、とても怪我明けとは思えないほどの凄まじさだった。
- 審判や記録員も一瞬迷うような珍しいプレーであり、あのシーンを生で見られた観客は本当にラッキーだと思う。
(※引用ではなく、Web上で目立った論調・感想をまとめたものです)
ランニングHR 豆知識 5選
- 正式名称について:日本のプロ野球では「ランニングホームラン」と呼ばれていますが、メジャーリーグをはじめとする英語圏では「インサイド・ザ・パーク・ホームラン(Inside-the-park home run)」と表現されるのが一般的です。
- 発生する難易度:フェンスを越える通常の本塁打よりもはるかに難しく、打者自身の飛び抜けた俊足だけでなく、外野手の交錯やクッションボールの不規則なバウンドなど、複数の偶然が重ならないと滅多に発生しません。
- 時代の変化による減少:野球黎明期の球場は外野が非常に広かったため頻繁に見られましたが、現代の球場はフェンスまでの距離が規定されて短くなり、グラウンドも整備されたため、発生率は極めて低くなっています。
- エラーとの厳しい境界線:打者が一気にホームへ生還したとしても、外野手の送球ミスやファンブルなどが記録員に「失策(エラー)」と判定された場合は本塁打にはならず、三塁打などとエラーの組み合わせとして記録されます。
- 球宴での歴史的な偉業:2007年に開催されたMLBオールスターゲームにおいて、イチロー選手が球宴史上初となるインサイド・ザ・パーク・ホームランを放ち、最優秀選手賞(MVP)を獲得する歴史的な快挙を成し遂げました。


