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“新手”に崩れる6連覇の夢──藤井聡太、永瀬拓矢の新戦法に沈む

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第66期王位戦七番勝負の第4局が8月19・20日、福岡・宗像ユリックスで行われた。これまで3連勝と防衛目前だった藤井聡太王位(現竜王・名人・王座・棋聖・棋王・王将の六冠・23歳)は、挑戦者・永瀬拓矢九段(32歳)の“新手”に屈し、シリーズ成績を1勝3敗とされた。

戦型は角換わりから始まり、中盤で永瀬が放った52手目の3筋銀上がりの新戦法が軸となった。この一手について藤井は「あまり見通しが立たなかった」としながら、持ち時間を惜しみなく使って懸命に応戦。

しかし、最終的に主導権を奪われ、流れを取り戻せなかった。藤井は悔しげに「中盤は選択肢が多く、難しかった。距離感を誤ってしまい、それが致命傷になった」と振り返った。対局中には音声トラブルもあり、初日は対局が一時中断。2日目は会場設備の電源も切って静寂が保たれたが、形勢は最後まで厳しいままだったという。九州対局での王手は相性が悪く、王位戦九州対局は今回で3勝5敗。藤井は次戦(第5局、8月26・27日・徳島)に向け、「しっかりと準備して臨みたい」と気持ちを切り替えている。


■ 藤井聡太が現在保持しているタイトル(六冠)

2025年8月時点、藤井聡太王位は以下の主要タイトルを保持しています:

  • 竜王
  • 名人
  • 王位(防衛中)
  • 王座
  • 棋聖
  • 棋王
  • 王将

ただし、Wikipedia等では「叡王」は失冠しており、現時点で六冠という扱いになっています。他の八大タイトルのうち「叡王」を除く六冠を同時保持中です。

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