ヤクルトの強打者・村上宗隆内野手(25)が、8月30日・神宮球場で行われた広島戦において、驚異の1試合3本塁打すべてをバックスクリーンへ叩き込む活躍を見せ、注目を集めました。
試合は2点を追う2回の第1打席から幕を開け、広島・高橋昂也投手のカットボールをバックスクリーンへ運ぶ12号ソロで同点に。続く3回2死三塁での第2打席では、145キロの直球を捉え13号2ランのバックスクリーン弾で勝ち越しに成功。さらに8回1死では辻大雅投手から14号ソロを放ち、見事1人バックスクリーン3連発の偉業を達成しました。
この一撃でヤクルトは連敗を3で止め、勝利をものに。インタビューでは村上選手が「来た球打つ。それだけです」とさらりと語った姿は、まさに“村神様”の異名にふさわしいものでした。高津監督すべてセンター方向というのは非常に評価できる」と称賛を送っています。
この198発の打撃ショーは、球場を熱狂させただけでなく、小児がん啓発イベント「ゴールドリボンナイター」に寄せる“力を与えたい”という思いも背負った、感動的な一戦となりました。
村上宗隆(むらかみ むねたか)選手について
- 所属球団:東京ヤクルトスワローズ内野手(背番号55)。
- 主な実績:2019年に新人王、2022年にはNPB史上初となる5打席連続本塁打達成、同年に日本人最多本塁打記録を更新しトリプルクラウン獲得。さらに同年のセ・リーグMVPを満票で受賞。
- 打撃スタイル:圧倒的なパワーと高弾道の本塁打が持ち味。「村神様」の愛称で親しまれる、日本球界を代表する強打者です。


