卓球のWTTファイナルズ香港は14日、男子シングルス準決勝が行われ、世界ランキング5位の張本智和(トヨタ自動車)が、同2位の林詩棟(中国)をゲームカウント4-3で撃破し、決勝進出を果たしました。
1時間を超える大激戦となったこの試合は、互いに一歩も譲らないラリーの応酬となり、まさに死闘と呼ぶにふさわしい内容でした。過去の対戦で張本選手が圧倒的な成績を残していたとはいえ、世界2位の林詩棟選手は中国の次世代エースであり、決勝進出をかけた重圧の中でのフルゲームは、精神力と技術の極限のぶつかり合いでした。張本選手は、その激しいプレッシャーを跳ね返し、最後まで攻めの姿勢を貫き通し勝利。
過去3度準優勝と、あと一歩届かなかったWTTファイナルズのタイトルに、ついに王手をかけました。この歴史的な勝利は、日本の卓球界にとって大きな意味を持ちます。悲願のタイトル獲得へ、張本選手の最終決戦に期待が高まります。
ネット上の声 5選
(※引用ではなく、Web上で目立った論調・感想をまとめたものです)
- 感動的な勝利: 1時間を超える激闘で、観ているこちらも手に汗握る展開だった。この勝利は本当に感動的で、涙が出た。
- 精神力の成長: 以前よりも精神的に強くなっていると感じた。苦しい場面でも攻めきれたのは、大きな成長の証だ。
- 中国の壁を破る: 中国の次世代エースを破ったことは、来たる国際大会に向けて大きな自信につながる。
- プレースタイルの進化: 厳しいコースへのサービスやチキータが冴えわたり、さらに進化している印象を受けた。
- 悲願達成への期待: 過去の悔しさを晴らし、今回こそは優勝してほしい。日本中が応援している。
張本智和の豆知識 5選
- 「チョレイ!」のルーツ: 張本選手がポイント獲得後によく叫ぶ「チョレイ!」というかけ声は、両親から教わった中国語の「好球(ハオチョウ)!」、すなわち「ナイスプレー!」が変化したものです。幼少期に自身で発音しやすい形に変わっていったとされています。
- 史上最年少の快挙: 2017年の世界選手権では、当時13歳という若さで男子シングルスの史上最年少ベスト8入りを達成しました。この記録は、世界中の卓球ファンに衝撃を与え、彼の才能を一躍知らしめるきっかけとなりました。
- 卓越したバックハンド: 彼の代名詞の一つである超高速のバックハンド打法は、世界トップクラスの選手たちからも恐れられています。この技術は、前陣でのフットワークと組み合わさることで、彼の大きな武器となっています。
- 家族全員が卓球選手: 両親ともに元中国のプロ卓球選手で、妹の張本美和選手もまた、日本代表として活躍するトップ選手です。卓球一家として、幼い頃から最高の環境で練習を積んできました。
- Tリーグでの貢献: 日本のプロ卓球リーグ「Tリーグ」の木下マイスター東京に所属しており、リーグの盛り上げとレベル向上に大きく貢献しています。国内リーグでの活躍も、国際舞台での強さの礎となっています。


