東京ヤクルトスワローズの主砲・村上宗隆選手が、2025年シーズン終了後にポスティングシステムを利用してメジャーリーグ(MLB)へ挑戦する意向を表明しました。これにより、MLB球団からの関心が高まり、最大で3億ドル(約429億円)規模の契約が予想されています。
村上選手は、2019年から本塁打を量産し、2022年には打率3割1分8厘、56本塁打、134打点で三冠王を獲得。この56本塁打は、日本人選手としてのシーズン最多記録であり、王貞治氏の記録を更新しました。また、2023年のWBCでは日本代表の主砲として活躍し、準決勝のメキシコ戦での逆転サヨナラ二塁打、決勝のソロアーチなど、印象的なプレーを見せました。
米メディアも村上選手の動向に注目しており、CBSスポーツは「左打席から強大なパワーを発揮し、過去4シーズンで159本塁打と平均40本近くを放っている」と評価。一方で、三振率の高さや三塁守備の課題も指摘されており、MLBでは一塁手としての起用が予想されています。
移籍先としては、ヤンキース、メッツ、レッドソックス、ドジャース、ジャイアンツなど、少なくとも6球団が関心を示していると報じられています。韓国メディアも「イ・ジョンフを上回る可能性がある」として、アジア最高額の契約を予想しています。
村上選手は「来年は日本でやる最後のシーズンになると思います。最後、笑顔で背中を押してもらえるような成績を残したい」と語り、2025年シーズンに向けて意気込みを見せています。NPBラストイヤーでの活躍が、MLBでの評価を左右する重要なシーズンとなるでしょう。
村上宗隆選手について
村上宗隆(むらかみ そうたく)選手は、1999年2月2日生まれ、熊本県出身のプロ野球選手で、東京ヤクルトスワローズに所属する内野手です。2017年のドラフト1位でヤクルトに入団し、2019年から本塁打を量産するスラッガーとして活躍。2022年には三冠王を獲得し、NPBの日本人選手としてのシーズン最多本塁打記録(56本)を樹立しました。また、2023年のWBCでは日本代表の主砲として活躍し、世界的な注目を集めました。今後のMLB挑戦が期待される、若き大砲です。


