人気ドラマ 『不適切にもほどがある！』（略称：ふてほど） のスペシャル版が、2026年1月4日午後9時から放送されることが正式決定した。新作のタイトルは「新年早々 不適切にもほどがある！ ～真面目な話、しちゃダメですか？～」。このSPドラマには女優・江口のりこがゲスト出演することになり、都議会議員・平じゅん子を演じる。
もともと「ふてほど」は、主演の阿部サダヲが演じる昭和の体育教師・小川市郎が、現代（令和）へタイムスリップして“不適切”な言動を巻き起こすコメディーとして話題を呼んだ作品。SP版では、市郎が娘・純子の未来を変えようと過去と未来を行き来し、さまざまな時代をかき回す展開に。さらに、未来の2036年には平じゅん子が総理に推薦されており、「日本初の女性総理」が誕生するかどうかの瀬戸際が物語の鍵になるという。
視聴者からは、2025年のユーキャン新語・流行語大賞で「ふてほど」が年間大賞を受賞したこともあり、SP放送に期待が高まっている。
『ふてほど』の豆知識
以下はシリーズやドラマ「ふてほど」に関する興味深いポイントを整理したものです：
- 略称と正式名
正確には『不適切にもほどがある！』だが、「ふてほど」という略称で親しまれている。 - 放送時期・枠
2024年1月26日〜3月29日、TBSの金曜ドラマ枠で放送された。 - 脚本・演出のタッグ
脚本は宮藤官九郎、主演は阿部サダヲ。これが民放ドラマでの最初のタッグ。 - 時代設定とテーマ
1986年（昭和61年）と2024年（令和6年）の時代を行き来するタイムトリップもの。昭和と令和の価値観のズレを笑いと風刺で描く。 - 「不適切」表現への配慮
令和時代にそぐわない言動や表現には、注釈テロップが挿入されるのが定番。 - ミュージカル要素
各話終盤に登場人物が歌って踊るミュージカルシーンが挿入される演出が、作品の特色の一つ。 - 元ネタ・インスピレーション
ネット界隈では、石立鉄男主演の古いドラマ『気まぐれ本格派』（1977年）との類似性を指摘する声も。 - 評価と社会的意味
“昭和のダメおやじ”というキャラクターに対し、「ただ古いだけでなく、現代にも対応できる柔軟性を持つ人物」との評価もあり、単なるコメディ以上の読み方がされている。 - 影響・話題性
ドラマが始まって以降、SNSやメディアでの言及が多く、セリフや設定が日常会話に引き合いに出されるなど、文化的インパクトを持った作品となっている。 - SP版への継続
今回のSP放送決定により、物語はさらなる展開を迎える。特に「女性総理の誕生？」という設定が予告され、政治・未来視点の展開にも期待がかかる。
